カップラーメンの賞味期限は、どのメーカーの製品も、半年間と定められています。実は、カップラーメンの賞味期限は、2011年の震災を機に、食品ロスの削減のために、見直されることになっています。
その結果、カップラーメンの賞味期限に関するガイドラインが設けられ、2014年4月1日以降の製品から、どのメーカーの製品も、一律製造から半年と定められることになりました。ちなみに、袋麺の賞味期限は、どの製品も一律製造から8か月となったようです。
そもそも賞味期限とは、正しい保存方法によって、未開封の状態で保存された場合、品質や美味しさを十分に保つことができる期間のことです。つまり、賞味期限は、美味しく食べることができる、その目安となる期間ということになるでしょう。
賞味期限に定められている日にちを過ぎてしまったからといって、すぐに、食べられなくなるというわけではないようです。賞味期限は、消費期限と異なり、賞味期限が過ぎたからと言って、即、安全性に問題が生じるというわけではない、ということですね。
ただ、賞味期限が過ぎてから、どのくらいまでなら、安全に食べられるかどうかについては、明確な期日を提示すことができないというのが本当のところです。
カップラーメンの容器の材質によっても異なるようですし、添付されているスープが粉末か液体か、あるいは、麺を油で揚げているか否かなどによっても、微妙に異なってくるようです。
そのため、賞味期限が過ぎたものは食べられないわけではないですが、美味しく安心して食べるためには、できれば賞味期限内のしかもなるべく早いうちに食べることが、ベストであることに間違いはありません。また、このことは、カップラーメンの各製造メーカーの、共通の見解でもあるようです。
カップラーメンは、高度な技術によって常温での長期保存が可能なように生産されています。ただし、それはカップラーメンのパッケージなどに記載されている注意事項を守った上での話になるようです。保存状態が悪いと、品質の劣化が進む怖れがあり、場合によっては、賞味期限内であっても食べられなくなることもあるので、その点は、注意が必要です。
カップラーメンを保存する際は、以下の点に注意して保存しましょう。
1.直射日光を避けて保存する
2.常温で保存する
3.高温多湿の場所は避け、湿度の低い場所に保存する
4.においの強いものの近くは避けて保存する
においの強いものは、防臭剤、防虫剤、洗剤、化粧品、芳香剤、線香などが該当します。
このようなにおいの強いものの近くで、カップラーメンを保存すると、カップラーメンの容器に、そのにおいが移ってしまって、本来のカップラーメンの香りが損なわれてしまうからです。
カップラーメンの賞味期限や、保存上の注意点についてご紹介しましたが、いかがでしたか?他の食品に比べて長く保存できるからといっても、なるべく早く食べた方がよいことだけは確かなようです。
ライター:sion
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