セスキ炭酸ソーダ(通称セスキ)は粉末で、掃除には水に溶かしセスキ水として使います。
スプレーボトルに、水500mlと、セスキ小さじ1を良く混ぜて作ります。
強い汚れにはセスキを小さじ2~3で作ると洗浄力が増しますが、セスキが残らないように二度拭きが必要です。この分量はスプレーボトルに記載しておくとすぐに作りやすくて便利です。
弱アルカリ性のセスキは油汚れ、皮脂、手あか、食べこぼしのシミ等の酸性汚れを落としますが、水回りの白い水垢やトイレの尿石落としにはクエン酸で中和させて落とします。
大理石、アルミ製のカトラリーや鍋、タイルの目地には使えないので注意してください。
クエン酸水は、水500mlにクエン酸小さじ1で作ることができます。
どの箇所にもセスキスプレー1本で掃除ができ、水垢にはクエン酸スプレーで補います。
こびりついた手強い汚れには少し漬けておくと落としやすいので、漬け置き時間を含めた作業手順の組み立てがポイントです。
それでは各箇所の活用方法をご紹介します。
1.石鹸カスや水垢が目立つ、蛇口回りや椅子、洗面器、鏡、シャンプーボトルなどにクエン酸スプレーをして20~30分置き、スポンジやブラシで磨きます。
仕上げにセスキスプレーで中和すると石鹸カスがつきにくくなります。
2.浴槽と浴槽のフタにセスキ水をまんべんなくスプレーし、10分ほど置いてからスポンジで磨きます。
3.セスキは防カビ効果もあるので、浴室の天井もセスキスプレーで拭きます。
天井が高くて届かない場合は、柄の長いフローリングワイパーを使います。
4.床面と、排水口のぬめり汚れにもセスキスプレーをしてブラシやスポンジで磨きます。
1.鏡には注意が必要で、くもり止め加工がされている場合はセスキでその加工を剥がしてしまう可能性があります。
鏡の隅にお手入れ方法が記載されたシールが貼り付けてある場合がありますが、必ず確認をします。
2.洗面所のシンクはセスキスプレーで磨きますが、はみがき粉などのこびりつき汚れには10分ほど漬けておくと落としやすいです。
蛇口回りの水垢にはクエン酸スプレーで磨きます。
3.壁やスイッチ回り、ドア、ドアノブ、収納扉には手垢汚れが付きやすい箇所で、セスキスプレーで拭き取ります。
便器や便座、壁や床面など全体的にセスキスプレーを使い、ぬれた雑巾で拭き上げます。
便器にはトイレ用のブラシを使います。
セスキはカビや黒ずみの発生を防ぐ効果がありますが、便器の水垢汚れにはクエン酸スプレーを使い、汚れがひどい箇所にはトイレットペーパーを敷き、粉末のクエン酸をふりかけ数時間置きます。
床やテーブル、椅子周りの食べ物こぼしや油汚れの拭き掃除にはセスキスプレーを使います。
その他、大きなおもちゃ、壁、ドア、ドアノブ、収納扉などの小さな子どもが良く触る箇所は後回しになりがちです。
こびりついている場合は5~10分置くと落としやすいです。
スイッチパネルや、電話、テレビ画面、リモコンなどの電化製品はセスキ水を含ませた雑巾で拭き取ります。
セスキ炭酸ソーダの活用術はいかがでしたか。
今や100円ショップでも手に入るほど身近な存在となり、エコで環境にもお肌にもお財布にも優しいセスキは日常生活に常備しておきたいマストアイテムです。
梅雨入りが迫るこの時期こそ、さっぱりとした空間を手軽に甦らせる「セスキ使い」をスタートさせるとても良いタイミングです。合わせてご紹介したクエン酸もお供としてご活用ください。
ライター:タスカジさん 初穂
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