紫外線には、シワやたるみの原因にもなる、波長の長いUV-A(A紫外線)と、日焼けや、シミ・そばかす・乾燥の原因となる、波長の短いUV-B(B紫外線)があります。日焼けで赤くなってしまうのは、B紫外線が犯人です。
日焼け止めにはSPFとSPAの表示がありますが、SPF値が高いほどUV-B(B紫外線)を防ぐ効果が高く、PAの段階が高いほどUV-A(A紫外線)を防ぐ効果が高くなります。
日焼け止めを塗るときは、手に適量をとり、両頬、額、鼻、あごといった、日焼けしやすい部分につけ、顔全体になじませていきましょう。そのあと、もう一度同じように重ね塗り。首から襟足、数か所にも乗せて上下になじませていきます。
体に塗るときは、長く伸ばすよりも、円を描くようにゆっくり塗っていくのが、しっかり紫外線からお肌を守るポイント。隙間なく塗っていきましょう。SPFやPAの値に関係なく、2~3時間おきに塗り直すと安心です。
曇りの日や、日傘をさしているとしても、紫外線対策する必要があります。UVカットのサングラスや、帽子、スカーフ、カーディガンなど、紫外線対策のグッズも併用すれば、万全です。
また、メイクと同じく、日焼け止めもしっかり落とすことが大切です。SPF値が高いもの、耐水性に優れた日焼け止めは、落ちにくいので要注意。ウォータープルーフタイプの日焼け止めは、クレンジング剤をつかってしっかり落としましょう。
お湯だけで落とせるものや、洗顔料やボディソープで落とせる日焼け止めが多いものの、レジャー用の日焼け止めのなかには、専用のクレンジング剤が必要なものもあります。使う日焼け止めにあった落とし方で、正しく使っていきましょう。いつもの洗顔後と同様に、保湿ケアもお忘れなく。
体の外側だけでなく、体のなかからも紫外線対策ができます。紫外線を浴びる季節は、ビタミンC、リコピン、カロテン、亜鉛、アミノ酸などを意識して摂りましょう。食材としては、トマト、ピーマン、イチゴ、リンゴ、鮭、アーモンドなど、飲み物では、緑茶、コーヒー、アセロラやザクロのジュースなどがおすすめです。
どの栄養素も、一気に摂るのではなく、こまめに摂取するのが◎。三食のメニューで上手に含めるよう意識したり、日焼け止めを塗り直すタイミングで、ドリンクを飲んだりしてみてはいかがでしょう? 亜鉛やビタミンなど、食事で摂取しにくい栄養素は、サプリメントを活用するのもひとつです。
夏の強烈な日差しは、見るだけで怖くなってしまいますよね。でも、丁寧に日焼け止めを塗って、一日の終わりには、しっかり落として保湿ケアすれば大丈夫。暑い季節、しっかり栄養を補給しながら、紫外線に負けない肌を維持していきましょう。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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