玄関ドアが木製の場合は、お掃除は、乾いた布で、ドアに付着した汚れを落としていきます。水気が浸み込む怖れがあるので、水拭きは、NGです。玄関ドアの表側が、絶えず外気にさらされているため、特に念入りにお掃除しましょう。
金属製と樹脂製の玄関ドアは、どちらも水拭きが可能です。しかし、いきなり水拭きするのはNGで、必ず乾いた布で乾拭きして、ドアに付着した砂利などを落としておくことがポイントです。そうせずに、いきなり水拭きすると、砂利でドアの表面を傷つける怖れがあるので気をつけましょう。
洗剤を使用する場合は、中性洗剤を使用します。酸性やアルカリ性の洗剤、塩素系の漂白剤は、素材を腐食させる怖れがあるため使用はNGです。クエン酸や重曹などの使用も同様にNGです。
スポンジや柔らかい布に、水で薄めた洗剤をつけて、それで汚れを落としていきます。その後、水で洗剤分を十分に落とし、乾いた布で水気を完全にふき取ればお掃除は完了です。
素材に関係なく、光沢を保ったり、傷みを防ぐために、定期的にワックスがけをしておきましょう。ワックスは市販の玄関ドア用のワックスを使用します。
ホコリがたまりやすい鍵穴は、特にこまめな手入れが必要です。お手入れを怠ると鍵の抜き差しに不具合が生じやすくなります。こまめにチェックし、ホコリがたまっている場合は、つま楊枝や歯ブラシなどを使って、取り除いておきましょう。
仕上げに、鍵穴専用の潤滑剤を使用してもOKですが、鍵穴の部分に鉛筆を塗り込むという方法も、黒鉛が潤滑剤の役目を果たし、同様の効果が期待できるようです。
玄関ドアのお掃除とお手入れの頻度は、立地条件や汚れ具合によって、異なってくきます。例えば、沿岸地域や交通量の道路沿いにお住いの場合は、通常よりも、こまめなお掃除とお手入れが必要です。週一回のペースを一応の目安とし、汚れが気になったらその都度お掃除しましょう。
立地条件や汚れ具合にかかわらず、手垢で汚れやすいドアノブおよびその周辺は、毎日、お掃除するのがベストです。玄関付近に乾いた布を常備し、気づいた時にサッと一拭きしておくだけでもOKです。
玄関がドアではなく引き戸になっている場合は、常に戸車がスムーズに動くように、こまめにレールをお掃除をして、ゴミやホコリを取り除いておきましょう。
玄関のドアが常に清潔でピカピカだとその家の印象も格段とよくなるものですよね。これまで見落としていた場合は、三和土のお掃除とセットで玄関のドアもお掃除することを習慣にされてはいかがでしょう。
ライター:sion
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