疲れと肌の状態は、切っても切れない関係にあります。体の疲れは、内臓の調子を低下させたり、血行を悪くしたり、肌の状態を悪くしてしますし、心が疲れていると、ホルモンバランスも乱れがちです。
そんなお疲れモードになりやすい春だからこそ、お肌のケアが必須。とくに、疲れて帰った日は注意しておきたいものです。「ただいま~」から、メイクも落とさずベッドへダイブ。気づけば朝!? なんてこと、ありませんか?
メイクを落とさずにいると、お肌にはさまざまなダメージが蓄積します。たとえば、ファンデーションなどのベースメイク。日中には、外的刺激から肌を守る役割もありますが、夜には、なにもつけない状態で、「再生」と「修復」したいもの。
メイクをしたままだと、老廃物が表皮に閉じ込められてしまい、再生サイクルが正常に行われません。マスカラは、皮脂腺からの油分の妨げとなるため、まつ毛の乾燥を招き、まつげが抜ける原因に。リップは、唇のひび割れなどを引き起こします。
もちろん、メイクの落とし忘れだけでなく、偏った食生活や不規則な生活、便秘や睡眠不足もお肌の敵。変化の多いこの時期には、特に気をつけたいものです。
この時期は、忙しくもあるので、注意しておきたいポイントをしっかり頭に入れて、効果的なお肌ケアをしたいですよね。
まず気をつけたいのが「乾燥」。冬の乾燥した空気と空調によるダメージが、肌に蓄積しているかもしれません。毎日の化粧水・美容液・保湿クリームといった、自分に合った基礎化粧品で、しっかり保湿を続けていきましょう。お部屋をきれいにして、乾燥しやすい時期のハウスダストを一掃することも、お肌を守ることにつながります。
また、まだ寒いし……と油断しがちな紫外線。気温が高くないからといって、紫外線の量が少ないというわけではありません。とくに春は、シミやそばかすの原因を作りやすい、UVAという、波長の長い紫外線が強い時期です。日焼け止め下地クリーム+ファンデーションで、春の紫外線対策をしておきましょう。
それから、忘れてはいけないのが「花粉対策」。外出時には、花粉が付きやすいため、ウール素材の衣類は控えるのが無難です。メガネ、マスク、帽子、スカーフなどを活用すれば、花粉が肌につくのを避けることができますし、帰宅したら、玄関で髪や衣服についた花粉を払い落とすようにしておきましょう。鼻水が出やすい場合には、鼻周りの保湿を念入りに行うのをお忘れなく!
食事、睡眠、適度な運動、ストレス解消などは、体の内側から肌を健康に保つ基礎となります。そのうえで、必ずメイクを落とし、丁寧な保湿、紫外線・花粉対策を。これらを押さえておけば、春のお肌ケアもバッチリです!
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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