そもそも計量カップは、材料のかさ(容積)を計るもので重さを計るものではありません。gが重さを計る単位であるのに対して、カップは、容積を計る単位です。そのためレシピにある材料や調味料の分量が、1カップや2カップなどと、「g」ではなく、「カップ」で表記されている場合は、それは重さではなく、容積のことになります。
計量カップは、1カップの容積によって、いくつか種類がありますが、通常、1カップは200mlで統一されていて、レシピに記載されている1カップは、200mlを意味することになります。
レシピで、分量がカップではなくgで表記されている材料を、カップで計ると間違いやすいので、注意が必要です。しかも、容積と重さは、材料によって異なってくるために、単純に材料のgをカップに換算することができません。
例えば、小麦粉1カップと表記されている場合、それはおよそ110gのことになります。
水や醤油、出汁など、液体を計量カップで計る場合は、正確に計ることが特に重要になります。これは、調味料の場合、ほんの少しの狂いでも、料理の味に微妙な変化が生じやすいためです。
計量カップで正確な分量を計るためには、目線と目盛りが水平になるように、計量カップを目線に合わせる、あるいは、目線を計量カップに合わせるようにすることがポイントです。
よくやりがちな間違いは、目線と目盛りを水平に合わせずに、上から見下ろすような状態で計量カップの目盛りを計ってしまう、ということになります。この状態で計ると、レシピなどに記載されている正確な分量と実際に計った分量との間に誤差が生じやすいので、必ず目線と目盛りを水平に合わせるようにしましょう。
平らな場所にカップを置いて、真横から目盛りを見るようにすると、計りやすいですよ。
粉類を計量カップで正確に計る場合も、目線と目盛りを合わせるという点は同じですが、さらに目盛りと粉類が水平になるように、平らにならすことが必要です。
スプーンの背を使って、軽く押し当てるようにすると、うまく平らにならすことができますよ。例えば2分の1カップなどと記載されている場合は、最初は、目盛りよりも少な目に入れて、計量スプーンを使って少しずつならしながら、加えていくようにしてみましょう。
ただし、平らにならす際に、スプーンの背をあまり強く押し当てると、分量をオーバーしてしまうので、その点は気をつけましょう。
計量カップの正しい計り方については、ご理解いただけたでしょうか?炊飯器の付属品としてある計量カップは、1カップが180mlになっています。料理には使えないのでその点は、お間違えのないように!
ライター:sion
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