掃除を始めるつもりが、ふと気がつくと目の前にはモノが散乱……。掃除どころではなくなり、とりあえず引き出しやキャビネットになどにしまい込む、なんて経験はないですか?
これは掃除と整理収納を一緒にしようとするために起こりがちな落とし穴なのです。掃除は文字通り履いたり拭いたりして汚れを取り除くことです。では、整理収納とはなにかというと次のように解釈されます。
・整理……要・不要を見極める
・収納……使いやすく収める
そうなのです。同時に進めようとすると大掃除どころではなく、整理収納に時間がかかってしまいます。本来、新しい年をお迎えするための大掃除がこれでは本末転倒です。ではどのように進めていけばいいのでしょうか?
女性にとって自宅で多くの時間を過ごすキッチンは、料理に必要な鍋やフライパンに始まり、カトラリー、皿、弁当箱、料理本、乾物、缶詰そして掃除に必要なグッズまで、多種多様なモノがあります。
まずは整理、つまり要・不要を判断していく段階から始めてみましょう。わかりやすいのは賞味期限の切れたものを取り除いていく作業です。これはわりとスムーズに判断ができると思います。なお、乾物など同じものが開封されていたら、ひとつにまとめるか処分するかを決めていきます。
そもそも、乾物や掃除グッズのストックはどのくらい必要なのでしょうか?これは収納の広さや住んでいる地域にもよりますが、最寄りのコンビニが我が家の保管庫!と思ってストックを最小限にするという選択肢もあります。
たしかにドラッグストアで購入したほうが価格は安いかもしれませんが、代わりに管理の手間やストックしている場所代という見えないコストが発生しています。ストックの種類が増えれば増えるほど、使いたいときにさっと取り出せず、探し回った末に見つからず、結局、新しいものを買う……なんてことにもなりかねません。
今現在、たくさんのストックを抱えている場合にはまずは【使い切ること】を意識してみてください。どんなに安売りしていてもポイントがつくとしてもこれ以上のストックを増やさないようにしてみましょう。
整理が終わったら次のステップは収納です。これはグループごとにわけることがポイントです。キッチンには次のようなグループがあります。
・乾物
・缶詰
・レトルト類
・アルコール類
・掃除グッズ
赤ちゃんがいるお宅でしたら赤ちゃんグッズ、パン作りをされる方でしたらパン作りのグッズ、などそれぞれの家庭で持ち物は変わってきます。グループを決め、いかに使いやすくひとまとめにできるかで、家事動線もぐっと良くなります。
参考までに我が家ではイタリアンというグループを作って、パスタ、トマト缶、アンチョビ、オリーブなども同じ場所に収納しています。キッチンから少し離れた場所ですが、パスタを作ろうと思ったらすべてがそこで揃うため時短につながっています。このほか茶葉やコーヒー豆などを飲み物グループとしてひとまとめにしています。
このように、掃除の前に整理収納を済ませておくことで、大掃除のときにも掃除に集中できるようになります!まずは、要・不要の見極め、ジャンルを分けることからスタートしてみてください。空いたスペースを見て、無駄なもののために収納スペースを使っていたのだと認識できるかもしれません!
ライター:タスカジさん aki
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます