家の広さや間取り、生活導線、掃除道具やキッチン事情など。自宅とは違うお宅での作業。「時間内に終えられるだろうか」という緊張を隠せないタスカジさんは多いようです。たくさんの経験を積めば、状況に合わせた時間配分を瞬時に判断できるようになるかもしれません。そこで、いち早くベテラン域に到達できる、不安要素を解決させる方法を2つご紹介します。
1.「使いやすい道具」で作業する
慣れない作業道具、初めて扱う洗剤類、初めて使う調理道具などは、取扱いにも緊張してしまいます。そこで、ご自身が使いやすい道具を持参する事をお勧めします。使いやすい道具は、気持ちに余裕が出て作業が捗り、時間配分にも気が回るようになります。
2.呼吸を確認する
緊張で気持ちが焦っている時は、特に呼吸が浅くなっています。又は息をしていなかったなんて事もあります。それでは、急な対応に、良いアイディアは浮かんでこないものです。作業の合間に深い呼吸を3回してみましょう。集中力も高められ、良いパフォーマンスにも繋がります。
事前に作業箇所の確認ができても、作業当日になって依頼者様のご都合で作業が変更になる事はよくあります。せっかく計画してきた時間配分がすっかり変わり、その対応に余計な緊張をしてしまう事のないように、当日にスムーズな作業順序を組むための3つの方法をご紹介します。
1.作業当日、必ず口頭で「最優先事項」で確認する
・今回の作業でここだけは必ず掃除して欲しい
・絶対作って欲しいメニュー
など。依頼者様の最優先事項を中心に作業順序を組み立て、必ずこの作業は完了させます。
2.作業中の依頼者様のスケジュールを確認する
「次に寝室掃除の順序を考えていたら、お子様のお昼寝時間と重なった」など、依頼者様が使用したい時と、作業順序のタイミングが重なってしまう事があります。仕方のない場合もありますが、作業中の依頼者様の予定が把握できていると、計画通りの時間配分での作業が進みます。
3.作業順序は移動し過ぎないように
家の間取りにもよりますが、階段を上がったり下がったり、廊下を行ったり来たり。室内の移動をし過ぎない作業導線にしましょう。
1つの作業の間に、2つ~3つの事柄を要領よく同時進行させる事は、時間短縮にもなり、特に料理には欠かせない進め方です。出来る方にはお勧めの方法ですが、欲張って多くの作業を一度にこなそうとすると、逆に余計に時間がかかってしまう事もあります。あまり考え過ぎない時間配分とするための2つの方法をご紹介します。
1.先々の作業の流れを考えない。
例えば、浴室→洗面所→トイレ→キッチンという作業順序で進める場合、浴室掃除中に考える先の事は、次の洗面所までとし、トイレとキッチンについては一切考えない事です。あまり先の事を考えてしまうと、今何をやっていたのか分からなくなり、やるべき作業を省いてしまったり、もう一度やり直すという事態を招く恐れもあります。
2.作業中に一旦気持ちを仕切り直す
作業開始から2時間経過したあたりで一旦手を止め、呼吸を整え、水分補給などもして気持ちを切り替えます。(熱中症対策の時季はご自身のペースに合わせてください。)残り30分よりは、残り1~2時間で切り替える方が、時間が押していたとしても、立て直す余裕もあり、焦らずに作業に集中できます。
いかがでしたか?「落ち着いて作業ができる状態」は、その時その瞬間に必要なひらめきをキャッチしやすくなる最大のポイントであり、「ご依頼の状況に適した時間配分で作業を完成させる」ための大切な要素です。神がかったような方法かもしれませんが、夢中に作業をしていたら時間通りに終っていた!というミラクルな経験は、今後の作業への自信に繋がることは間違いありません。
ライター:タスカジさん 初穂さん
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