しょうがは、香辛料として長い歴史を持っています。東南アジア・インド・アフリカなど、広い地域で栽培され、日本でも毎年54,000トンを収穫。そのままいただけるのはもちろんのこと、フリーズドライ・パウダー・エキスといった加工食品もたくさん市販されています。
そんなしょうがには「ジンゲロール」「ショウガオール」「ジンゲロン」と、3つの辛味成分が含まれています。そして、これらの辛味成分を摂取すると、新陳代謝やエネルギー消費が向上。つまり、ダイエットに欠かせない「痩せやすい身体」を作る、手助けをしてくれるというわけです。
ちなみに、ジンゲロールは生のしょうがに多く含まれていて、免疫力を高め、冷え性の改善、ダイエット効果が期待できます。これに熱を加えると、血行をよくするショウガオールに変化。同時にジンゲロンにも変化し、体脂肪を燃焼させてくれる効果も期待できるのです。
しょうがは、どのような形で目にすることが多いでしょう? やはりゴロっとした生のしょうがが印象的ですね。また先述のように、さまざまな加工食品も市販されています。
たとえば、生のしょうがを調味用に漬け込んだものや、おろししょうが。パウダー加工されたものは、生地に練り込んだり、スープやカレーに入れたりすると風味が増します。
しょうがエキスは、飲み物として市販されているものもたくさん。お茶やココア、シロップなど。飲みやすいしょうが紅茶は、風邪のひきはじめにも効果があるそうです。
もちろん、しょうが製品を摂取したらすぐ痩せる! というわけではないので、続けて摂取しやすいものを選びましょう。同じものをずっと続けるより、いろんなバリエーションをそろえて気分で選べるようにすれば、続けやすいかもしれません。
しょうがを取り入れて、エネルギー消費をアップさせた状態で運動をしたり、健康的な生活習慣を継続したりしていけば、きっと、体重計の数字に効果が表れる日も近いはずです。
寒い季節になると、家から出たくないとコタツにこもり、そしてつい食べ過ぎてしまうといった悪循環に陥りがちです。まずは、しょうがを取り入れて身体を温め、活動する時間を増やしてみませんか? 毎日身体を温めている間に、痩せやすい身体になっているなら、こんな嬉しいことはないはずです。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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