「あれもしなくちゃこれもしなくちゃ」と思ってしまうと、必要以上の家事をこなす羽目に陥りやすく、結果的に効率が悪くなります。各ご家庭のライフスタイルに合わせて、平日の家事を、以下の手順に従って、必要最低限に減らせるように工夫してみましょう。
1.平日に行っている家事を時系列で書き出し、それぞれの家事にどのくらい時間を費やしているのか付け足していきます。
2.書き出した家事の優先順位をつけていきます。優先順位を目安にして、削ることが可能な家事をピックアップし、削っていきます。
書き出すことによって、あえて毎日する必要もない家事を見つけやすいですし、その結果、平日の家事を大幅に減らすことも十分に可能です。
同じ家事をするにしても、毎日同じ時間に同じ要領でこなすようにすれば、自然と体が覚えて無駄な動きがなくなる分、効率は確実にアップします。身体が覚えるまでは、時間割を作ってよく見えるところに貼っておき、それを確認しながら家事を進めるようにするとスムーズですよ。
家事のルーティン化がうまくいきさえすれば、「ええと、今日は先にあれをしようか、でもやっぱりその前にこれをしとこう」といった、頭であれこれ考える必要が一切なくなります。朝起きれば、無意識に、勝手に身体が動いて、ほぼ自動的に家事をこなせるようになれればしめたものですよ。
必要最低限に絞り込んだ家事を、ルーティン化し、その上で、さらにそれぞれの家事に対して、手早く済ませることができる時短術を実践すれば、劇的な効率アップが望めます。
毎日の調理の際に、材料を多目に切って、余った分をストックしておき、それを後々の調理に使うようにすれば、切る手間が大幅に省けて効率的です。
また、作り置き用に取り分けるために、夕食を多めに作っておけば、わざわざ作り置きする手間を省くことができます。例えば、きんぴらごぼう、切り干し大根、ひじきの煮物など作り置きおかずの定番のおかずを夕食に出す際に実践してみましょう。
モノは少なければ少ないほど、掃除やや片付けにかかる手間を大幅に省くことができます。
一度に減らそうと思うと大変ですが、毎日、何かひとつモノを減らすという工夫なら、無理なく続けることができるのではないでしょうか?床の上のモノを減らすことは特に効果的です。最終的には床の上には常に何も置かれていない状態をキープできるようになれればベストです。
この工夫は、食器類を減らす(洗い物の時短に)、洋服を減らす(洗濯の時短に)、掃除用具を減らす(掃除の時短に)など、いろいろと応用できます。
家事の中には、いわゆる「名前のない家事」に該当する、ほぼ雑用に近い類の作業もかなりたくさんあります。これらの家事は、誰にでもできるものなので、その時の状況に応じて、手が空いている家族の手を借りるという工夫も、家事時短術の一環としてぜひ採り入れていただければと思います。
ライター:sion
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