水垢とは、水道水に含まれるミネラル分(カルシウムやマグネシウムなど)が、乾燥して結晶化したものです。
水垢は、シンク周りや蛇口、お風呂場や洗面所の鏡など、水滴が付着しやすい場所にできます。水滴が付着した状態が続くと、水滴の水分だけが蒸発して、ミネラル分だけが残って白いうろこ状の塊になってしまいます。それが水垢です。
つまり、水垢は、水を使った後に、付着した水滴をすぐに取り除かずに、そのまま放置することでできてしまうのです。放置されている間に、洗剤成分や皮脂など他の汚れが混じり合うことになると、まずまず厄介な汚れになるので要注意です。
実は、できてまだそれほど時間が経っていない水垢は、基本的に洗剤を使わずにメラミンスポンジやスチールタワシなどでこすれば比較的容易に落とすことができます。
ただし、メラミンスポンジやスチールタワシを使っても問題のない箇所に限られます。そのため、使用可能かどうかの確認が必要です。通常、浴槽やアクリル板、フローリングをはじめ、表面に曇り止めやつや出しなどのコーティング加工されている箇所はすべて使用ができませんので、気をつけましょう。
長い間放置されて凝り固まってしまった水垢も、優れた研磨効果により落とせる場合もあるため、まずは、メラミンスポンジやスチールタワシ、あるいはクレンザーを使って、落ちるかどうか試してみましょう。
それでも落ちない場合は、汚れを中和させて落としていきましょう。実は水垢の汚れは、アルカリ性の性質を持っています。アルカリ性の性質を持つものは、酸性の性質を持つ洗剤を使用すれば、汚れが中和されてほぐれるため、落としやすいです。
酸性の性質を持つ洗剤として、最適なのは、クエン酸水です。水垢落しに抜群の威力を発揮してもらえますよ。クエン酸水を使ったお掃除の手順は以下の通りです
1.スプレー容器を用意して、そこに水200mlとてクエン酸粉末小さじ1を加えてクエン酸水を作ります。
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2.水垢に直接クエン酸水をスプレーします
水垢が付着している箇所にまんべんなくスプレーしましょう。
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3.そのまましばらく放置します
放置する時間は長ければ長いほど汚れが落ちやすいですよ。汚れがひどい場合は、30分以上を目安に放置しましょう。
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4.スポンジなどで軽くこすります。
放置している間に、汚れが中和されているので軽くこするだけでスッキリ落とせます。
あとはよくすすいで、しっかりと水気を拭き取れば完了です。
もしそれでも汚れが落せない場合は、クエン酸水をスプレーした上に、キッチンペーパーをかぶせ、さらにラップでパックしてから放置するという方法を試してみましょう。水垢は、こまめに水滴を拭き取ることで、大幅に減らすことができますよ。できてしまった水垢もなるべく洗剤なしで落せる間に落としておきたいものですね。
ライター:sion
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