ちょい置きする場所には共通点があります。それは、ちょうどいい高さである事、よく居るor通る所である事です。目線から腰辺りまでの高さは屈んだり背伸びしたりせずストレスなく物の取り出しが出来るので気軽に置きやすいです。それがよく居る場所、毎日通る場所であればあるほど、手紙や雑貨をついつい気軽に置いてしまいます。
仮置きしたつもりがそこから取ってまたそこに置く流れが生活の中で自然と出来てしまい定位置と定めた訳でもないのにそこが収納スペースと化してしまいゴチャゴチャの原因になってしまいます。
また、物がポツンと1つだけあると非常に気になるのに対し、3つあると4つ目はそんなに気になりません。10あると15も20もすんなり馴染んでしまうのです。
そこでその置きやすい場所を心理的にあえて置きにくい場所にしてしまう、最初の1つを作りにくくするこんな方法はいかがでしょうか?
下駄箱の上のゴチャゴチャが気になる場合は真ん中にお花や写真、好きなインテリアを飾ってみましょう。ポイントは隅ではなく真ん中からです。ちょい置きしやすい空間を残さない為です。
玄関はお家の第一印象でもあります。家中オシャレにする必要はありません。玄関だけでも飾り棚として下駄箱上で素敵な空間を目一杯演出してみましょう。DMなんかをちょい置きすると雰囲気が壊れるので綺麗な場所を汚すような罪悪感で物が非常に置きにくくなりますよ。鍵や印鑑なども直置きではなく可愛い小皿や小物入れに置くようにすると雰囲気はそのままに、必要最低限の物の置き場は確保出来ます。
ダイニングテーブルをカウンターや壁に付けて配置していませんか?天板と壁を付けた状態ですと角が出来、非常に安定した場所になります。物が床に落ちないのでちょい置きしたりしやすくし、隅にガサーッと避けて食事をしたりと物が溜まりがちです。
そこで、10センチで構いません。壁とテーブルを離して配置してみて下さい。寄りかかりを無くしあえて不安定な場所にする事で物を置きにくくしましょう。テーブルから物がしょっちゅう落ちてしまうとテーブルに置く気も失せます。
キッチンカウンターもテーブルと同じく安定感のある角から物が浸食してくる傾向にありますので角にインテリアを飾ってみましょう。中でもオススメは観葉植物です。リビングに爽やかなグリーンがあると雰囲気もパッと明るくなりますし、キッチンから手軽に水やりも出来ます。育てることに自信がないわ~という方でも毎日目につくカウンターに配置すれば植物の状態を毎日観察出来るので枯らせてしまうリスクも軽減されます。バジルやパセリなどハーブや野菜ですとお料理にも使えて一石二鳥ですね。
整理収納と聞くとついつい家具を購入したり夢中で処分に走ったりしがちですが、あえて不要ともとれるインテリアを置く事や、あえて安定感を無くす工夫によって心理的に整理収納の効果が発揮されたり、その状態が維持しやすい手がかりになります。家中のちょい置きスポットをこの機会に是非見直してみてはいかがでしょうか?
ライター:SHOKO
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