洗濯機の水抜きとは、洗濯槽内をはじめ、給水ホース内や排水ホース内の水を、完全に抜きとることです。
もし、水抜きをしない状態で、洗濯機を運ぶと、運搬中に水が漏れだす怖れが出てきます。例えば、運搬中の車内で水が漏れだした場合、他の荷物(電化製品や家具など)が水に濡れることで、破損や故障が起こる心配が出てきます。また、運搬作業中に、洗濯機から漏れた水で濡れた床で、作業中の方が足を滑らせてケガをする危険も生じます。
さらに、滑った拍子に、洗濯機を床に落としてしまった場合、それが破損や故障につながりますし、引っ越し先の床を傷めてしまう場合も起こり得ます。このように、洗濯機の水抜きは、家具や電化製品の破損や故障を防ぐだめだけでなく、作業する方の安全を守るためにもとても重要なので、必ず行う必要のある作業になるようです。
洗濯機の水抜き作業そのものは、時間にして5分から10分程度で終わらせることができます。水抜きの方法も、とても簡単で、まずは、給水ホースの水抜きからスタートします。
給水ホースとは、洗濯機と蛇口をつなぐホースのことです。洗濯機の水抜きは、給水ホースの水抜きを最初に行います。
1.蛇口をしっかりとしめる
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2.洗濯機のフタをしめて電源を入れる
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3.スタートボタンを押して10秒ほど稼働させた後電源を切る
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4.蛇口から給水ホースを外す
ホース内に水が残っているため、水受け用のバケツや洗面器などを用意しましょう。
水抜きを始める前に、洗濯槽に衣類が残っていないかチェックして、もし残っている場合は取り出しておく必要があります。
1.洗濯機のフタを閉めて、電源を入れる
2.「脱水」を選択してスタートボタンを押します。
洗濯槽に残っている水を排出させるために必要な作業です。
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3.脱水終了後、布で洗濯槽内の水滴をよく拭き取る
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4.排水ホースを排水口から抜く
排水ホースに水が残っているので、床が濡れないように、事前に新聞紙やタオルを敷いておきましょう。排水ホース内に残った水は、水受け用のバケツや洗面器などに受けさせます。
以上で水抜きは完了です。ただし、メーカーや機種によって違いが生じるため、詳細は使用説明書でご確認願います。
洗濯機の水抜きは、引っ越し業者に任せることもできるようですが、多くの場合、有料になるようです。方法さえ把握しておけば、自分で問題なく行える作業なので、自分で行っておきましょう。作業は、短時間で行えますが、できれば引っ越し前日までに済ませておくと安心です。
ライター:sion
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