そもそも家の掃除の役割とは、ずばり、病気の原因となる家の汚れ(ハウスダスト)を除去し、家の中を清潔な状態に保つことです。
ただし、ハウスダストには、目に見えるものと目に見えないものがあります。目に見えるものとしては、ホコリ、髪の毛やフケ、ペットの毛、食べこぼしなどがあります。目に見えないものには、カビの胞子、ダニ及び、ダニのがいやフン花粉などがあります。
そして、これらの目に見えないハウスダストこそが、呼吸や皮膚を通って、体内に侵入し、様々な病気を引き起こす元凶といえるようです。
家の掃除方法を間違っていると、この目に見えないハウスダストを除去できないだけでなく、逆に家中に撒き散らしてしまうことになりかねないので要注意です。ただ目に見える汚れをキレイにするだけでは、必ずしも本当の意味での掃除の役割を果たしたとは言い切れず、安心できない、ということですね。
大半のご家庭では、家の掃除に掃除機を使用されていることでしょう。しかし、この掃除機のかけ方が間違っていると、掃除機を動かす先々に、ハウスダストを撒きちらすことになる怖れがあるため、気をつけましょう。以下が掃除機のかけ方としてよくある間違いです。
1.エアコンをかけながら掃除機をかけている
エアコンの送風により、ハウスダストを舞い上がらせて、結果的に汚れを拡散してしまいます。
2.窓を閉めたまま換気せずに掃除機をかけている
掃除機をかける時は、2か所以上の窓を開けて、空気の通り道を作る必要があります。これは、掃除機や人が動くたびに舞い上がるハウスダストを外に追い出すためです。排気がクリーンな掃除機であっても換気は行いましょう。
3.はたきをかけずに掃除機をかけている
掃除機をかける前には、はたきでホコリを落としておく必要があります。はたきは高いところから順番に低い所に向かってかけていきます。その際、マスクの着用もお忘れなく。カーテンやブラインド、窓枠、電球のかさ、エアコンなどはホコリがたまりやすいので念入りに落としましょう。
4.効果の薄い時間帯に掃除機をかけている
目に見えないハウスダストは、人の動きがない夜中や外出中に下に落ちてたまっていきます。ですから、掃除機をかけるのは、人の動きのすくない朝一番か、帰宅後すぐが最も効果的です。人の動きの多い時間帯に掃除機をかけても、効果が得にくくなるようです。
5.フローリングに掃除機をかけている
フローリングは、掃除機をかけるよりも、モップがけが適しているようです。掃除機をかける場合も、いきなり掃除機をかけずに、モップでホコリを取り除いておく必要があります。
家の掃除は、掃除機のかけ方に気を付けるだけで、ハウスダストの拡散を防ぐことができるため、健康への影響も格段に違ってくるようです。もし、間違った方法に心当たりのある場合は、これを機に正しい方法に修正していただければと思います。
ライター:sion
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