水垢の正体は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が乾燥して固まったものです。
例えば、シンクや浴室などで水を使った後に、どこかに水分が付着した状態で残ってしまうと、それが乾燥して水垢になります。水垢の汚れは、できてからまだそれほど時間が経っていない場合は、比較的簡単に落とすことができます。そのため、こまめにお掃除することが理想です。
水垢は、お掃除を怠って、放置する時間が長くなればなるほど、凝り固まってしまいますし、汚れの範囲も広がってしまうため、落としにくくなります。そこに、洗剤成分や皮脂などの他の汚れと混ざってしまった場合は、ますます落としにくい厄介な汚れとなり、お掃除も大変になるので、気をつけましょう。
1.水垢ができてからまだそれほど時間が経っていない場合
メラミンスポンジでこするだけで簡単に落とすことができます。(ただし、メラミンスポンジは、表面につやを出すためのコーティング処理されている箇所への使用はNGなので、事前に素材をご確認願います)メラミンスポンジ以外でも、スチールタワシ、プラスチック製のカードなど、研磨効果のあるものは、すべて使えます。
どれを使用した場合も、水垢を落とした後は、十分に水気をとっておくことがポイントです。
2.水垢が放置されて凝り固まってしまっている場合
こすり落とそうとしても、うまく落とすことができないため、汚れそのものを中和させて落とす方法が有効です。
水垢の汚れは、アルカリの性質を持つ汚れのため、酸性の性質を持つクエン酸で中和させればスッキリ落とすことができます。例えば、レモンの皮でこする、お酢をかけてこするなどの方法でも落とすことができますが、今回は、特に使い勝手がよいクエン酸水を使った方法をご紹介します。手順は以下の通りです。
1.クエン酸水を作る
スプレー容器を用意して、そこに水200mlとてクエン酸粉末小さじ1を加えれば出来上がります。作り置きしておくと便利ですよ。
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2.水垢にクエン酸水をスプレーする
水垢が付着している箇所にまんべんなくスプレーします。
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3.しばらく放置する
スプレーした部分を、キッチンペーパーで覆い、その上からラップをかけ、しばらく放置します。放置する時間は長ければ長いほど汚れが落ちやすくなります。
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4.スポンジなどで軽くこする
ラップとキッチンペーパーをはがした後、スポンジで軽くこすります。キッチンペーパーを剥がす際にも大方の汚れが一緒に剥がれます。
あとはよくすすいで、しっかりと水気を拭き取れば完了です。
水垢の汚れは、水を使った後に水分をよく拭き取ることで、大幅に減らすことができます。しつこい汚れになる前に、クエン酸水を使用して、なるべくこまめなお掃除を心がけましょう。
ライター:sion
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