ポリフェノールは、植物のほとんどに含まれている苦みや色素のこと。よく耳にする、「アントシアニン」「カテキン」「クルクミン」なども、ポリフェノールの一種で、その種類は5000種類以上と言われています。
ビタミンCやビタミンEと同様、強い抗酸化作用があり、美肌効果、メラニン抑制、シワ予防などのアンチエイジングに効果的。そして、血圧低下、動脈硬化予防、毛細血管強化など、健康面から美しさをサポートしてくれる効果もあります。
ただし、ポリフェノールは水に溶けやすい水溶性。比較的短時間で作用しやすい反面、効果が持続しにくい特徴があるため、毎日こまめに摂取することが大切です。
そんなポリフェノールですが、難しく考える必要はありません。みなさんおなじみの果物にも含まれていますので、気軽に取り入れていきましょう。
『イチゴ』
・エラグ酸(美白効果、老化の防止、抗菌・抗ウイルス効果や糖尿病予防)
・アントシアニン(視力回復、メタボ予防、花粉症予防)
この他、イチゴにはビタミンCも豊富に含まれているので、ダブルで強い抗酸化作用があります。1月~5月が旬なので、いまの時期のイチゴはとても美味しいですよ。
『イチジク』
・アントシアニン(視力回復、メタボ予防、花粉症予防)
この他、食物繊維の一種であるペクチンや、ビタミン(B1、B2、B6)、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄などの栄養素も、バランス良く含まれています。
『リンゴ』
・リンゴポリフェノール(老化の防止、血流改善、口臭予防、美白効果等)
紫外線をたくさん浴びたリンゴは、濃い赤色になり、ポリフェノールがとても豊富。皮に多く含まれているため、洗って皮ごと食べるか、焼きリンゴなどにするのがおすすめです。
『ザクロ』
・タンニン(美白効果、生活習慣病の予防・改善、下痢の改善)
・アントシアニン(視力回復、メタボ予防、花粉症予防)
・エラグ酸(美白効果、老化の防止、抗菌・抗ウイルス効果や糖尿病予防)
ザクロは9月~11月が旬の果物で、赤くずっしりと重いものがおすすめ。クエン酸、ビタミンCのほか、女性ホルモンを整えるエストロンも含まれているので、更年期障害の改善も期待できますよ。
さまざまなアンチエイジング効果が期待できる「ポリフェノール」。親しみ深い果物にも含まれているので、ぜひ、お買い物をするさいに、ひとつ手にとってみてはいかがでしょう?
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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