寒暖差が大きい春は、三寒四温という言葉もあるように、寒い日と暖かい日が交互に訪れます。そのため、温かい日がしばらく続いたからといって、そのタイミングで衣替えを行うのは、まさに時期尚早といわざるを得ません。
冬物を片付けたとたんに、また寒さが逆戻りして、奥から引っ張り出す羽目に陥ってしまった、あるいは、クリーニングに出した後だった、というのは、衣替えの失敗例としては比較的よくあるケースのようです。
それは、ずばり、最高気温が15度を下回る日が来なくなる時期です。もっとも、その時期は、毎年異なりますし、お住まいの地域によっても違いが生じますが、大半の地域で15度を下回ることがなくなる4月中旬移行が、おおよその目安となるでしょう。
より最適なタイミングを把握するためには、お住まいの地域の予想気温のグラフをチェックするのがいいです。
例えば、東京の場合は、2018年4月1日以降は、予想気温が15度を下回ることがないために、そのタイミングが衣替えに最適な時期といえそうです。さらに衣替えは、湿度の低いカラッと晴れている日が最も理想的です。
衣替えに最適な時期を見計らって、一気に済ませてしまうという方法もありますが、衣類に合わせて3段階に分けて、それぞれの最適な時期に衣替えを行うという方法も一案です。
第一段階 3月20日~3月末
コートやダウンジャケットをはじめ真冬に使用していた厚手の冬物を片付けてしまうのに最適といえる時期です。スプリングコートや春物のセーターやカーディガンを出しておくと重宝します。ただ、この時期にすべての冬物を春物と入れ替えてしまうのは失敗しやすいので控えましょう。
第2段階 4月中
冬物の大半を片付けて春物に入れ替えるのに最適な時期です。春夏兼用できる薄手のアウターやブラウス、半袖のTシャツを出しておきましょう。お住いの地域の予想平均気温と照らし合わせながら、最高気温が15度を下回ることがなくなる時期を把握し、衣替えを進めましょう。
第3段階5月1日~5月10日
第一段階で出したスプリングコートや春物のセーター、カーディガン類が不要になる時期です。地域によって多少異なりますが、上に羽織れる衣類を一部残して、夏物に入れ替えても差し支えない時期でもあります。大型連休を利用して、ご家族の意見も取り入れながら、衣替えついでに要らない衣類の処分を検討されてはいかがでしょう。
衣替えは、ただ単に必要な衣類と不要になった衣類を入れ替えればそれでOKというわけではもちろんありません。不要になった衣類は、次の出番が来るまで、長期間保管に耐えられるように、洗濯する、クリーニングに出す、防虫対策を行うなど、適切な準備が必要になります。その点も踏まえながら、衣替えの時期に合わせ、無理のないスケジュールを立てていただければと思います。
ライター:sion
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