サイクロン式と紙パック式の最も大きな違いは、ゴミの扱いです。サイクロン式は、ダストボックスにゴミを集めて、基本的に、使用後にゴミを捨てることになります。紙パック式は、紙パックにゴミを集めて、紙パックがいっぱいになったら新しい紙パックと交換する必要があります。
この違いは、サイクロン式と紙パック式のそれぞれのメリットとデメリットに大きく関わってきます。
さらに吸引力についても違いがあります。機種にもよりますが、一般的に紙パック式の方が、吸引力が大きい傾向にあります。しかし、紙パック式は、ゴミがいっぱいになると吸引力が低下します。これに対してサイクロン式は、こまめにゴミを捨てることができるので、吸引力が低下しにくいです。
吸引力が大きいと、その分、消費電力も高くなるため、紙パック式の方がサイクロン式に比べ電気代も高くなると考えられます。
メリット
1.使用する度にダストボックスに集まったゴミを捨てれば、吸引力を持続できる
2.紙パック代の節約になる
3.吸引した空気がゴミを通らないので排気がクリーン
4.ゴミの量がわかるため「お掃除できた」という達成感が得られる
デメリット
1.小まめにゴミを捨てなければならない
2.ダストボックスとフィルターのお手入れが必要
3.ゴミを捨てる際にゴミが見えてしまうためゴミの内容によってはて不快になる場合もある
メリット
1.フィルターのお手入れが不要
2.紙パックごと捨てられるので中身を見なくてすむ
3.紙パックがいっぱいになるまでゴミ捨て不要.
デメリット
1.吸引した空気がゴミを通るので排気が非衛生的(換気が必要)
2.紙パック代が必要
どちらを選べないいのかについては、サイクロン式と紙パック式のそれぞれのメリットとデメリットの中で、もっともどれを重視したいかで異なってきます。
例えば、ゴミ捨てやお手入れが楽なことにメリットを強く感じる場合は、紙パック式が適していますし、吸引力を持続させたい場合は、サイクロン式が適しているといえるでしょう。
また、小さなお子さんがいるご家庭や、ペットを室内で飼われているご家庭などは、排気がクリーンで、こまめにゴミを捨てられて吸引力が持続するサイクロン式をおすすめします。
掃除機はサイクロン式と紙パック式の違いはいかがでしたか? 双方のメリットデメリットに加え、持ち運びやすさ、使い勝手のよさ、収納しやすさ、ノズルのバリエションなどについても押さえておきたいところです。
ライター:sion
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