インターネットや雑誌などで色んな整理収納アイテムや方法を調べたり、試したりしている方も多くいらっしゃると思いますが、子どものお片付け問題に関してはその前に大切な最大のコツがあるのです。
それは、場所や方法、アイテムではなく、「片づけなさい」と言わない事です。「はい???」との声が聞こえてきそうですが子どもの年齢に関係なく実はこれが一番大切なコツです。
そこでこんな例え話はどうでしょう。お仕事でもご主人からでも構いません。何かお願い事をされる時に「~しておけよ」と言われるのと、「~しておいてくれるとありがたいなあor助かるなあ」と言われるのでは「~する」事に変わりはないのですがそれに取り組むまでのモチベーションに大きな差が出ると思いませんか?
命令口調で頼まれて「よし!」と前向きな気持ちで取り組める人はいません。
子どもが渋々ダラダラ片づける原因、【楽しさ】を奪っていたのは、子どもが片付けは苦手だとか嫌いだとかではなくこの「片づけなさい!」の命令的声かけなのです。
「片づけないと捨てるよ!」も一種の脅迫です。
実際本当に捨てる人はわずかで(だって高かったから。勿体ない。)どうせ捨てないじゃん~と益々この問題を先送りするだけです。子どもと一緒に楽しく片づけるべくまずこういった声かけをしないよう意識してみてはいかがでしょうか。
では片づけてほしい時、なんと声をかければ良いか。それは「お部屋綺麗にしてくれるとママ嬉しいな~or助かるなあ~」です。
子どもはママが大好き!ママが喜んでくれる事が大好き!ママを助けてあげたいと、どんな子どもでも思っています。そのスイッチに火をつけるべくこういったアプローチがおすすめです。
また、小さいお子さんはご褒美があると俄然やる気が出ます。
「お部屋綺麗になったらママと絵本を読もうか!」
「お片付け頑張ってくれたらおやつにしようか!」と特別な事ではなくちょっとした事でいいんです。頑張った後のご褒美はいつものお菓子と同じでもきっと格別です。
「お片付け競争よ~い、スタート!」とママと一緒に、兄弟みんなでゲームのように取り組むのも楽しいですね。
そしてお片付けを頑張ってくれたら目一杯誉めてあげて下さい。それが子どもにとって最高のご褒美です。多少溢れていたって見落としがあったっていいんです。お片付けに取り組んだという事が大切ですよね。
片づけなさい→はいはいやりますよ……→片づけなさい→はいはい分かってますよ……のマイナスループから
お願いね→任せて!→ありがとうのWIN×WINのループに変えていく事でお片付けに対するハードルやママと子供の気持ちも楽になり必ず明日のお片付け、半年後、一年後のお片付けに繋がっていきます。
整理収納方法の情報は沢山ありますが全員に合う答えは存在しません。家族構成や、生活スタイル、住居とそれぞれご家庭によって違うためです。
ただ、今回の記事に関してはそれらに関係なく、全ての子ども、親子に当てはまる事なのでご紹介させて頂きました。お片付けを通してよりよい親子、家族関係が築けますように。
ライター:SHOKO
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