ウコンは、ショウガ科ウコン属性の多年草で、英訳すると「ターメリック」。カレーのスパイスとして聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ウコンは、古くから漢方やアーユルヴェーダにも用いられており、その種類は約50種類。日本では主に、栄養価の高い「春ウコし」「秋ウコン」「紫ウコン」が流通しており、お酒のお供として知られているウコンは、秋ウコンと呼ばれるものになります。
味にも違いがあり、苦味がある春ウコンに対し、秋ウコンはそれほど苦味がないのが特徴。カレーやパエリアなど、料理のスパイスとして用いられています。このほか海外では、ラテにして飲むこともあるそう。オーストラリアのヘルシー系カフェでは、泡立てた豆乳にウコンと蜂蜜を混ぜた「ターメリックラテ」も定番メニューだそうですよ。
そんなウコンは、みなさんご存じのアルコール分解効果に加え、殺菌作用や動脈硬化を予防してくれる効果、さらには、美容効果にも優れています。ウコンに含まれているポリフェノールの一種「クルクミン」には、コレステロール値と血糖値を改善する働きがあり、ダイエットにも期待ができるというのです。
また、美肌効果も抜群。このクルクミンは、抗酸化作用も持ち合わせているのです。抗酸化作用とは、活性酸素によって細胞を傷つくのを防いでくれる働きのこと。この作用が肌細胞に働きかけてくれることで、シミの発生・しわ・たるみ・くすみなどの肌トラブルを防ぎます。
飲用としての活用はもちろんのこと、パックとして使うのも◎。粉末状のウコン1/4杯とレモン汁小さじ1杯を混ぜたものを、目の周りを外して塗布してみましょう。色素沈着を防ぎ、くすみ改善の期待できるそうですよ。
また、先人の知恵として愛されてきた自然食品ですから、安心して、毎日の生活にプラスできるという点も嬉しいですよね。ただし、過度の摂取は肝機能に負担をかけることもあるので要注意。特に、サプリメントなどで摂取する場合は、必ず用量を守って取り入れてくださいね。
ウコンの用途は、食したり、肌に塗布したりとさまざまですが、最近では、手軽にウコンを摂取できる健康食品も増えていますので、こういったものを使うのもひとつの方法です。もし、健康食品を選ぶのであれば「どういった種類のウコンが使われているのか」「産地はどこか」「栽培方法は安心できる方法か」という3点をチェックするのが◎。
あなたもご自身にあったウコンを見つけて、美容と健康を目指してみてはいかがでしょう。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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