お風呂掃除で最も厄介なのがカビ汚れです。お掃除で汚れを落としても、またすぐにできてしまうのは、カビが生き物だからです。表面のカビをお掃除で取り除くことができても、ゴムパッキンやタイルの目地の奥に潜んでいるカビたちは、カビ取り剤が届かないため生き延びて繁殖の機会を狙っています。
ピカピカにするためには、この生き残ったカビたちをやっつけることが必須。そのためには、「50度のお湯をかけつづける」といういたってシンプルな方法が絶大な効果を発揮してくれます。
通常、50度以上のお湯でカビは、死滅してしまいます。奥に入り込んでいるカビも、お湯をおよそ一分半かけ続けることで、根こそぎ退治することが可能です。その後カビ取り剤などを使って通常通りお掃除すれば、カビはスッキリキレイに取り除けます。目地に食い込んでどうしても取れない黒ずみは、「目地修正グッズ」で白く塗りつぶして目立たなくしておきましょう。
週1回のペースで、50℃のお湯をお風呂場内のカビの気になる箇所に5秒ずつかけておくことでカビを予防することができます。なお、天井などお湯をかけられない場所は、床掃除用のワイパーに、キッチンペーパーをつけ、そこに消毒用のアルコールかお酢を湿らせて、拭くという方法がおすすめです。
水垢もお風呂場の代表的な汚れで、浴槽や壁、鏡、洗面器、蛇口などあらゆるところに存在しています。水垢の汚れの多くは、クエン酸水で簡単に落とすことが可能です。クエン酸水は、スプレー容器に水200mlにクエン酸粉末小さじ1の割合で簡単にできます。水道の蛇口まわりにこびりついた水垢など、スポンジや洗剤で落としきれない汚れはカードでこすり落とすようにすると落としやすいですよ。
鏡のくもりは、クエン酸をかけた後ラップで覆い、しばらく放置するとスッキリ落とせます。
排水溝のパーツを取り外し、まずはそこに重曹の粉末を多めにふりかけます。その上からクエン酸水をスプレーして、そのまま1時間ほど放置した後、熱めのお湯で洗い流すとキレイにとれます。クエン酸水の代わりにお酢を使ってもOKです。
お掃除が終わったら徹底的に乾かすこともお忘れなく。今回ご紹介したお掃除術は、お風呂場以外の水回りのお掃除にも応用可能です。ぜひ一度お試しになってその効果のほどを実感していただければと思います。
ライター:sion
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