産後のママがまず目標にするのが1か月健診です。ここでは、赤ちゃんの健康状態や成長、ママの体の回復などを確認します。病院によって同日に行うこともあれば、別日になることもあるので確認しておきましょう。
赤ちゃんの健診は、主に体重・身長・胸囲・頭囲の測定や、股関節の脱臼、先天性の病気、黄疸などについて調べたり、「乳児ビタミンK欠乏性出血症」を防ぐためのビタミンK2シロップを飲ませたりします。ママは、尿・血圧・血液検査、体重測定や子宮・悪露の状態の確認などを行います。生後1か月の赤ちゃんと一緒に行動するので、いつもより時間がかかることも想定しておきましょう。
1か月健診の予約は、出産した病院で退院時に入れておくというケースが多いですが、小児科と産婦人科両方に予約を入れるところも。出産した病院でアナウンスがない場合は、確認しておきましょう。
小児科医、産婦人科医それぞれに、気になることを聞けるのはもちろん、助産師や看護師に授乳や育児相談もできる病院がほとんどです。
中でも、母乳やミルクをどんなタイミングでどのくらい与えたらいいか、赤ちゃんは痩せすぎ・太りすぎではないか、乳児湿疹について、便秘がちだけど大丈夫なのか、など細かなことを相談できますので、産後1か月を過ごす中で気になることはメモしておきましょう。
また、ママのメンタルについても相談できる場合も。産後1か月は自宅で過ごすことが多いので、気分がすぐれなかったり、誰かに話しを聞いてもらいたいなど、様々なケースがありますが、助産師が母乳のケアをしながら話を聞いてくれたり、臨床心理士のカウンセリングを受けられることもありますので、気軽に相談することをおすすめします。
1か月健診が赤ちゃんとの初めてのお出かけ、というママは多くいます。外出先で何かあったら…と持ち物を考えるのもひと苦労ですね。母子手帳、保険証、乳幼児医療証、診察券はもちろんですが、他にはオムツ(5、6枚)、お尻拭き、ガーゼ、ビニール袋、着替え1セット、授乳ケープ(母乳の場合)、哺乳瓶・ミルク・お湯(ミルクの場合)があれば安心でしょう。
病院の中にはお湯を提供してもらえるところもありますので、事前に確認しておきましょう。また、付き添いに関しては、実母やパパにお願いするというケースが多いですが、出産日からちょうど1か月前後に検診を行うため、土日に行えず、同行者がいないというママもいます。ひとりで不安な場合は、産褥シッターの同行サービスを利用するという選択肢も。
実際に経験した先輩ママの話を聞くのもおすすめです。自治体で行う母親学級や、産院で気軽に相談してみましょう。
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