この先、”なにかあったとき"の相談です。
その時に大切なことは、「元気」であること。
病気やケガで悲観的になっているときは、控えましょう。
まだまだイケル!というときが、最適だと思います。
できたら、
わいわいと雑談しているときに”ついで”で聞くのがいいのでは。と思います。
でも・・
思いつくのが遅くて、そういうときを狙えないときもありますよね。そのときは、言葉を選びながら気持ちを伝えるしかありませんね。
片付けについて、実は、主人方には言えませんでした。
義両親の歴史がわからないので、軽く言えなかった。。
その分実家は、実母の性格も含めて手に取るようにわかります。
言いやすいのもあって、実母に声をかけたお話です。
年を取ると、考え方が固執してくるのですね。
それゆえの散らかり具合。
「いつか!」の品物が多いこと多いこと!
「すっきり暮らそうよ。手伝うよ。」と声をかけました。
だけど、私の意図とは反対に、母は、気落ちしてしまいました。
はっ!と気が付き、
「もしかして、もう、終わり。死んでいくと解釈してない?」
と聞いたら、「そう思った。」と肩を落としています。
「そうじゃないよ。
これまで一生懸命に働いてきて、努力も苦労もしてきたから、
これから先は、しんどいことをすべて片付けて楽しく暮らしてほしい。」
と伝えました。
すると、
「そうか。そういう考え方があるか。ちょっとまってて。」
と席を立ち、しばらくすると、
両手に持ちきれないほどの古着やお道具を持ってきました。
「もう、これはいらない。片付けてくれる?」と。
「終了」ではなく「新しい未来」。
母を通して、私も、大切なことを学びました。
*主人の実家の片づけは、義母が入院しているタイミングで、子である主人と義妹が片付けてくれました。ほっ。
田舎の仏壇は、大きいんです。
主人の実家は特に大きくて、押し入れサイズです。
親がいなくなると、管理するのは子世代。
家がある間はそのままにしておけばいいけど、引き取るのは難しい。
そこで、頭を下げました。
「住宅事情で、どうしても管理できないんです。別に用意することになります。
これだけは!というものがあれば、教えてください。」
すると・・
「本体は、どうでもいい。
ただ、御本尊様だけは大事にしてほしい。
280年続いているものだから。」と。
後で聞くと、主人も知らなかったことでした。
聞かせてもらってよかったです。
なるべく地元でお葬式をしてあげたいと思っています。
法事も同じです。
親世代の友人知人が次々とお別れしている昨今ですが、
一人でも親を知っている人がいるかぎり、地元でと考えています。
それを踏まえての相談です。
「父親は盛大に、自分(母)は家族葬で。」ということでした。
私は、「お父さんもお母さんも、同じようにと考えていますよ。」と伝えました。
お式内容は、地域のやり方があるので、それに従って執り行うこと。
これは、若いときに聞いていましたので、了承済みです。
先祖のお墓がある土地は、すでにいっぱい。
自分たちが入る場所がないと、目と鼻の先に土地を用意しているようです。
まだ、石は立っていません。
これをどうするか。
我が家には、男の子がいません。
つまり、後継ぎがいないのです。
たとえ後継ぎがいたとしても、田舎で生まれ育っていないので、
見知らぬ土地の守りを頼むのは、酷だという私の考え。
そこで、お墓の相談。
いつかは先祖代々の墓も終い、
子世代の住居付近に移すことになるのですが、それは、今ではない。
では、どうするか。です。
「父親が先に亡くなったら、用意した土地に墓を建ててほしい。」
世間体なども考えた上の言葉でした。
母の思いが無駄にならないようにしたいと、思いました。
親の考えはわかりました。しかし、後継ぎがいない件について解決はしていません。私は、私たちの代で、おしまいにするつもりです。
財産は、プラスばかりではありません。
マイナスも含めて、財産といいます。
マイナスは「借金」だ!
と思われるかもしれませんが、それだけではないんですよ。
家、山、畑など、持っているだけで税金がかかります。
”財産”であるのに、売ろうにも売れない。
持っていると、ある程度、管理しなければいけません。
遠く離れて暮らしてると、管理しきれない、草などご近所迷惑になるなど、大変なマイナスになることが多いように思います。
もらって損した!という話も耳にします。
詳しくは、法律に詳しいところへご相談するのが、間違いなくていいですね。
最初の話と重複しますが・・
難しい話は、ついつい、後回しになりがち。
テレビを見ていて、たまたま話題が出たときにのっかるのがいいかもしれませんね。
わざわざ「ところで。」なんて言い始めると、身構えてしまう。
他人事に思えるきっかけがいいのでは?と思います。
ご家族の事情も含め、いろんな考え方・やり方があると思います。
相手を思う気持ちがあれば、必ず気持ちは届く。
(悪く受け取る人は、性格が悪い!笑)
私は、そう思ってズケズケ言わせてもらうことにしました。
嫁は、嫌われてナンボです。(笑)
重い話しのあとは、「今」に戻りましょう。
取っ手が壊れたタンスを直したり、閉まらないドアを直したり。(笑)
親の手が届かないところ、後回しにしているところを聞いたり見つけたりして、「今」を快適に暮らしてもらうお手伝い。
遠く離れていると、難しいことが沢山。
一人で頑張るのではなく、家族、ご近所さんの力もお借りして、みんなで親を見守れたらなと思います。
親と遠く離れて暮らすみなさんは、どう考えますか?
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