おおよそ離乳食が3回になり、手づかみで食事ができる頃からおやつを始めるのが一般的だといわれています。生後9から11か月になると、ずりばいやハイハイ、つかまり立ちをしたり、中には歩き始める子もいて、以前より運動量が増えてきます。反面、赤ちゃんは、消化機能が完全ではなく、一回で少量しか食べられません。そのため、お昼から夕飯までの間にあげる「補食」としておやつを食べさせるのがおすすめです。ですが、離乳食の進み方は個人差があります。焦らず、赤ちゃんの様子を見ながら始めていってください。
手作りのおやつを考える前に、市販のお菓子をみてみましょう。店頭に並ぶお菓子は、赤ちゃん用せんべいから、クッキー、ボーロ… と種類豊富。また、生後○か月から、などと明記してあるので、与える判断がつきやすいのが特徴です。まずは、どんな固さのものが何か月からOKなのか、市販のお菓子で確認してみましょう。その上で、手づかみができて、食べる楽しさを学べるようなおやつを考えていくといいと思います。もちろん、「補食」ですから、甘いお菓子でなくても、小さく握ったおにぎりや、軽くトーストしたパン、スパゲッティなどでもOKです。できるだけ毎日同じものではなく、いろんな種類のものを食べさせることで味覚を養っていきましょう。
フライパンでできる簡単なおやつをご紹介します。
「かぼちゃケーキ」の作り方
(1)かぼちゃ(20グラム)をすりつぶし、プレーンヨーグルト(大さじ1)と混ぜます。
(2)ホットケーキミックス(大さじ2)と水(大さじ1と1/2)を混ぜ、油で一口サイズに薄く焼きます。
(3)(2)に(1)をはさんでできあがり!
「ツナじゃがおやき」の作り方
(1)すりつぶしたじゃがいも(30グラム)、汁をきってほぐしたツナ(15グラム)、片栗粉(小さじ1/2)を混ぜます。
(2)2つに分け、小判型にまるめ、フライパンで両面を焼いてできあがり!
「やさい蒸しパン」の作り方
市販されているレンジ専用の蒸しパンキットをご用意ください。
(1)容器に粉を入れ、水で溶かします。
(2)(1)に、にんじんやコーンなど好みの野菜のすりつぶしたものを混ぜます。
(3)チンして1分でできあがり!
各自治体では、段階に合わせた離乳食講座を開催しています。栄養士による調理を見学できたり、レシピをもらえたりするので、ぜひ参加してみましょう。好き嫌いのある場合も相談できるので安心ですよ。あまり、肩に力を入れず、便利に使えるものは積極的に取り入れて、子どもと一緒におやつタイムを楽しみましょう!
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