一般的にパーソナルスペースということを説明する場合、
お仕事など、礼儀として人と関わる際に保つべき距離として、
説明されることが多いものですが、
関わる人との信頼関係によって、
パーソナルスペースには4つの種類があります。
① 密接距離 0cm~45cm
身体に容易に触れることが出来る距離
ご家族や恋人など、親しい人がこの距離にいることは許されるが、
それ以外の人がこの距離に近づくと不快を感じる。
② 固体距離 45cm~120cm
二人が共に手を伸ばせば相手に届く距離
仲のいいお友達などとの会話では、
このくらいの距離まで近づいても大丈夫。
③ 社会距離 120cm~350cm
身体に触れることは出来ない距離
相手に失礼が無いように、声は届くが、
手を伸ばしても相手に触れることができない距離。
④ 公衆距離 350cm以上
講演会や公式な場で、話す側と、聞く側との間に必要とされる距離。
話す側が、聞く側の表情を確認しながら話せる距離でもあります。
4つの距離帯と、それぞれの状況や心情を書いてみましたが、
その場の状況や、文化、男女などにより変わっていくものでもあります。
4つの距離帯と、それぞれの状況や心情を書いてみましたが、
その場の状況や、文化、男女などにより変わっていくものでもあります。
挨拶がスキンシップだったりする欧米人は日本人より、
パーソナルスペースは狭くなりますし、
女性の方が男性よりも防衛本能が強くなりやすいですから、
パーソナルスペースも狭くなりやすいですね。
また、精神疲労が溜まってしまい誰も自分の味方になってくれない。と
否定的な心情になってしまうとパーソナルスペースは、
とても狭くなってしまいます。
誰に対しても心を閉ざしてしまえば、4つの距離帯は無くなってしまい、
ご家族であっても近づかれることを恐れてしまうこともあります。
心理分析の統計から人と接するマナーとして4つの距離帯で説明される
パーソナルスペースですが、その場の状況や相手の状態によって、
かなり変動するということも、ご理解いただけたと思います。
関わる人と、自分はどれくらいの距離で接したいと思っているかを考えて、
相手との距離帯をイメージして、シミュレーションしてみる。
関わる人がどれくらいの距離を、
自分に対するパーソナルスペースと考えているかを感じるようにして、
相手が不快と感じない距離で接っするようにしてみる。
相手に対するパーソナルスペースが変わってしまったと感じたときに、
自分の中で、どんな変化を感じているか、自分の心情と向き合ってみる。
相手が自分とのパーソナルスペースを変えてきたと感じたときに、
相手が自分に対して、どのような心情の変化を持つようになったのか、
それまでの関わり方を思い返してお互いの距離帯を考えてみる。
これから、相手とどんな関係になっていきたいか?
相手に嫌われない、避けられない距離はどれくらいか?
など、4つのパーソナルスペースの距離帯を参考に考えてみて、
相手との距離帯を取るようにしたり、変化を感じるようにすることは、
スムーズな関係を築いていくために、とっても大事なものです。
関わる人たちとのパーソナルスペースと関わり方を思い返してみてください。
近すぎたり、遠すぎたりして、相手か自分が不快に感じていることはないですか?
パーソナルスペースの見直しをして、適度な距離帯にすることで、
不快を解消できるかもしれませんよ。
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