ここでは、黒糖を摂取することによって得られる効果・効能についてくわしく解説していきましょう。
【疲労回復効果】
黒糖は、体に摂取することでブドウ糖として数分間ですばやく消化・吸収され、エネルギーとなります。そのため、疲労回復には高い即効性があるといわれているのです。また、ブドウ糖は、脳のエネルギー源として知られていますが、貯めておくことはできません。 脳にブドウ糖が不足すると、集中力が低下して、イライラの原因にもなるので、黒糖はストレスの解消にも高い力を発揮してくれます。
【血糖値の抑制効果】
黒糖には「フェニルグルコシド」といわれる成分があり、糖の吸収を抑制する効果があります。一般家庭で使われている白糖よりもエネルギーは少なめですが、カリウム、カルシウム、鉄、糖質の分解を助けるビタミンB1やナイアシン(ビタミンB3)が豊富で、血糖値の抑制にも高い効果を期待することができます。
【生活習慣病の予防効果】
数多くのミネラルを含んでおり、体調を整えて健康を維持するはたらきをもっています。コレステロールを含め、中性脂肪の低下に貢献してくれるほか、貧血や高血圧の予防、抗酸化作用などの効果も期待できます。
黒糖は、一般的な白糖よりも多くのミネラル、鉄分、カルシウムを含んでおり、毎日の生活でぜひとも摂取してほしいものの一つ。ここでは、手軽に体に取り入れる方法を紹介してみましょう。
もっとも手軽にできる方法としては、朝食などで飲むコーヒーに入れる砂糖を変えてみること。いつも入れている白糖を黒糖に変えるだけで、黒糖の効能を手軽に取り入れられます。
じつは黒糖は白糖に比べてカロリーが低く、体を温める効果も期待することができるすぐれもの。おまけにコーヒー自体には多くのポリフェノールがあり、カフェインには細胞を活性化して代謝を高める効果があります。
デザート感覚を楽しむのであれば、カロリーの低い寒天、豆腐などを使ったアイスや白玉にかけてみるのもいいでしょう。また、適量の水で黒糖を溶いて、パックやスクラブとして使用するのもオススメです。
【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。NO.063
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