積極的に聞くということは、話し手が見るように物事を見ようとする事、
話し手が感じるように物事を感じようとすることです。
「シャドーイング」は元々、英語などで同時通訳をする方が、
話し手になりきって通訳をするためにトレーニングをしている方法です。
通訳のスペシャリストは、単に言語だけを翻訳するのではなく、
話し手の言葉の奥にある感情を感じ取り、
最もふさわしい言葉で通訳をしてくれます。
そのために、
① 話し手の言葉
② 音の高低
③ 強弱
④ ブレス(息継ぎ)
と、段階を追ってそれぞれに焦点を当てながら、
聞こえたとおりに言葉を発するトレーニングを行っていきます。
このように、話し手になりきることが、聞く集中力を養うのにものすごい効果を発揮するのです。
実際にやってみると、シャドーイング中は自分のことを考えている暇がないことを実感していただけると思います。
これが大事です。
ぜひ、繰り返しシャドーイングをして、聞く集中力を養ってみてください。
相手の中に入って聞くという意識も、だんだんと持てるようになってくると思います。
確実に、話の聞き方、人との向き合い方が変わっていくと思います。
人の感情は音に現れると言われています。
音から感情をキャッチする能力は、人が本来持っている本能なのです。
音に意識を向けて話を聞いていくことで、自分のことを考えている余裕はなくなりますし
本当の意味で、相手に寄り添って聞く話の聞き方に、少しずつ近づいていくことができるのです。
ぜひ、意識して実践してみてください。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます