言葉というのは、受け取る時の心情によって、
感じ方には大きな違いが出てくるものです。
特に日本語は、一つの言葉に複数の意味を含むものが多く、
「ことわざ」などは謎解きのニュアンスを感じたりもしますよね。
もう一度「そうなるようにできている」と読んでみて、
どんなことを感じるかイメージしてみてください。
イメージしたものが窮屈なものであるならば、
あなたは、いま窮屈な心情になる事態の中で頑張っているのかもしれません。
頑張り過ぎて窮屈に考えるクセがついてしまっている場合もありますね。
イメージしたものが楽観的に感じられるなら、
あなたは、いま大きな問題と向かい合わずに済んでいるのかもしれません。
目の前の問題と向かい合わないように目をそらしている場合もありますね。
イメージしたものが前向きなものであるならば、
あなたは、いま穏やかな自信に満ちているといえるでしょう。
前向きに考えるように自己啓発をしてきている場合もあります。
頑張らなければならない状態のときに、
自分の状態を見失ってしまうことは意外と多いものです。
あるいは、自分の状態に気付かないようにしていると言ってもいいでしょう。
頑張っている途中に「そうなるようにできている」を建設的に前向きに、
イメージできるならいいのかもしれませんが、
「そうなるようにできている」を考えたときに、
マイナスイメージになってしまうなら、
自分の状態などは考えずに、
一生懸命頑張ったほうが集中できるというのも、
頑張り方としては立派だと思います。
立派に頑張った結果がどんなものであっても
「そうなるよにできている」と受け入れることが出来るなら、
自分の状態を考えないで、一生懸命頑張るのも素晴しいことだと思いますが、
張り詰めた状態で頑張り続けてしまうと、自分を見失ってしまうため、
目標に向かって、どんな頑張り方をしていたのかも解らなくなってしまい、
結果が良くないものだった時のストレスは大きくなってしまいますよね。
もう、あんな辛いことはしたくない。と、頑張ることを辞めてしまって、
マイナス思考に支配されてしまうかもしれません。
目標に向かって一定期間頑張ってみた。
「そうなるようにできている」
と目標について考えてみたときに、
いまの状態では目標達成は難しいと冷静に判断することで、
では何が足りないか?ということを考えることが出来て、
目標と自分の状態、さらには少し先の自分の状態を感じることができるようになっていきます。
いまの自分の状態で目標に足りないものを明確にして、努力の方向が見えれば、
少し先の自分の「そうなるようにできている」を考えたときに、
建設的に前向きに考えやすくなるでしょう。
途中経過の自分の状態をよく見て、感じ方と考え方を変えていくことで、
目標は達成しやすくなっていきます
良くない結果になってしまったとしても、
目標に向かって頑張り続けてきたことは、
自分の中で成果として、しっかり残っていくものです。
次に何かを目標にした時にも、努力の方向も見つけやすく、
「そうなるようにできている」と考えても、
前向きな発想が出来るようになっていくでしょう。
「そうなるようにできている」と時々考えるようにしてみて、
いまの自分の状態や、少し先の自分を感じてみてください。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます