食卓等を拭いた台ふきんはよく水洗いしたとしても、かなりの雑菌が残留しているそうです。また、雑菌が残留している台ふきんを、梅雨時のような高温多湿な室内環境で干しておくと、どんどん雑菌は増殖し続けるそうです。
台ふきんは半日の室内干しで、雑菌数が700倍以上になるという実験結果※もあるそうです。
きちんとした洗い方を身につけたいですね。
ふきんの洗い方として、手洗い派と洗濯機洗い派の方がいらっしゃるかと思いますが、それぞれのメリットと注意点をみていきましょう。
1枚からでも汚れが気になった時点で洗うことができるので汚れをためずに済みますね。少量のふきんを洗うなら、使用する水も少なく、電気代もかからず洗えるのが手洗いのメリットですよね。
<注意点>
洗濯洗剤は手荒れの原因にもなるので洗う際はゴム手袋を使用しましょう。
ふきんの汚れに多いタンパク質の凝固を避けるため、水で洗いましょう。
ふきんの枚数が多い時などは手洗いする労力と時間を考えると、洗濯機で洗う方が楽かもしれません。手荒れと無縁なのも利点です。
<注意点>
柔軟剤は使わない方が良いでしょう。柔軟剤の匂いが食器へ移ったり、ふきんの吸水性が悪くなります。そして手洗い同様にお湯での洗濯は避けましょう。
あまり汚れが酷い衣類と一緒に洗うのは避けて、できればふきん単独で洗えると良いですね。
週1回は漂白すると、匂い対策には効果的です。漂白剤を使用する方法や重曹で煮沸する方法があります。
煮沸の際は、事前に次の点に注意しましょう。
○お鍋はステンレス製やホーローのものを使用しましょう。アルミのお鍋ですと洗剤のアルカリで変色したり腐食をおこすことがあります。
○ふきんの汚れに多いタンパク質の凝固を避けるため、水を使用して汚れを落とした後に煮沸消毒をしましょう。
<手順>
1, お鍋に水を張り大さじ1杯程度の重曹を溶かして、ふきんを浸けます。
2, 火をつけて沸騰させたら、中火〜で10分程度煮詰めます。お鍋の吹きこぼれには十分注意しましょう。
3, 火を止めたら取り出して水ですすぎます。取り出す際はやけどに気をつけてください。
4, 十分に乾燥させましょう。
漂白剤を使用する前に次の点に注意しましょう。
○白いふきんでしたら塩素系漂白剤を使用しても大丈夫ですが、色、柄ものなどのふきんですと色落ち・脱色の原因になります。色、柄もののふきんには酸素系漂白剤を使用すると良いでしょう。
○漂白剤を使用する時は必ずゴム手袋を着用し手を守りましょう。
<手順>
1, 水1リットルに5ミリリットル程度の漂白剤を薄める(メーカーや製品により分量は異なりますので取扱説明文をしっかり読んで使用してください)
2, ふきんを30分ぐらい漬け置きします。
3, 30分後に取り出してよくすすいで、乾かしましょう。
汚れが酷いと漂白剤を多く入れたり、長く漬け置きしたくなるかもしれませんが布が痛む可能性がありますので注意が必要です。
洗い終えたふきんや、煮沸・漂白したふきんは、しっかりと乾燥させないと意味がありません。再び雑菌の温床になってしまいます。
天気が良ければ天日干ししてください。高温多湿な環境で干しても、雑菌が増殖しやすいだけです。乾燥機を使う、室内の風通しの良いところに干すなどして、濡れたままの状態で放置しないようにしましょう。
各処理後の検体(おむつ)1枚あたりの大腸菌をカウントしたもの
東京都食品衛生協会 東京食品技術研究所調べ
天日干しがなかなかできない環境の方は、乾燥機を活用するのも手ですね。
ガスならではのパワフル温風でさまざまな雑菌を一掃する、ガス衣類乾燥機はご存知ですか?
その除菌効果は天日干しと変わりません。チリやホコリ、排気ガスなども付着する心配がないのでむしろ衛生的です。
特に、ガス式の乾燥機はパワーが強いため、電気式の洗濯乾燥機に較べ、短い時間でよりタオル類をふんわり仕上げることが出来ますよ。
いかがでしたか?洗い方も色んな方法がありますので自分にあった方法をえらんで清潔なふきんを使用しましょう。そして、最後は、しっかり乾燥させましょう。
ウチコトの他の記事を読む
http://tg-uchi.jp
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます