赤ちゃんが食事に興味をもつのはすばらしいことですが、同時に遊び食べが始まることも多いですね。食事中、食べ物をこねたり、食器を放り投げたりと食べ物で遊ぶお子さんもいれば、椅子から立ち上がったり、おもちゃで遊びたがるお子さんも。
テーブルからポイっと食べ物を落としてみたり、お皿の中身をぐちゃぐちゃにしたり、お皿からお皿に移動させたりとママ・パパの苦労は絶えないですね。
でも、遊び食べは子どもが色々な事に好奇心を持つようになった成長の証ともいわれています。イライラせず、成長を喜びましょう。
赤ちゃんがコンスタントに一定の量を食べられるようになるまでにはかなり個人差があるようです。早いと8か月、2歳過ぎまでかかるお子さんもいるそうです。それまでの間は食事を食べさせることより、「食事は楽しいもの」だと教えてあげることに意識を向けられるといいですね。
歩く赤ちゃんを追いかけて食べさせるのはNGです。歩きながら食べることを学習してしまいます。席を立ったら淡々と片づけましょう。
また、赤ちゃんが食べないときに何度も勧めるのはやめましょう。パパやママが真剣に勧める表情は赤ちゃんには怖く見えてしまっているかもしれません。食事は嫌なものというイメージがつくと食事自体を嫌がるようになってしまうようです。
食事の時間は15分が限度と言われています。ダラダラ食べさせてしまうことは、赤ちゃんの遊び食べの原因になるそうです。
こぼしたり、手づかみで汚く食べたりといったことに関して叱るのはNGです。
ただし、食べ物をおもちゃにしているようでしたら叱りましょう。
お母さんにスプーンで食べさせてもらっていると、赤ちゃんは「自分の意思で主体的に食事をする」という意識が芽生えにくいそうです。汁物以外は手づかみできるメニューにしてあげましょう。自分のペースで好きなものを好きなタイミングで食べられるのは、赤ちゃんにとってとても大切なこと。食事に集中しやすくなるようです。
赤ちゃんが食事中に席を立ったり、食べ物を投げたりして「遊び始めたな」と思ったら「遊んだらごちそうさまね」と静かに声をかけて片づけましょう。怒る必要はありません。「食べ物で遊ぶことが悪いことだ」という意識は赤ちゃんにはないからです。
お皿に手を入れているときは、遊んでいるのか、手づかみ食べをしようとしているのかを良く見極めてくださいね。手づかみでぐちゃぐちゃにしても、自分で食べる意欲があるのであれば止めないで大丈夫だそうです。
まだお腹がいっぱいになっていなければ、お皿に手を伸ばしたり、他の人のお皿を指さしたりと「もっと食べたい」という意思表示をするはずです。
食べたがったらまたお皿を渡します。そして遊び食べが始まったら片づける。この作業を繰り返すことで「遊んだらごちそうさまになってしまう」ということを赤ちゃんは学習していくようです。
おやつを与えすぎてしまったり、食事や睡眠の時間が不規則だと、空腹でなかったりして遊び食べをしてしまう可能性があります。
お腹を空かせてから食事の時間になるように、規則正しい生活をできるだけ送りましょう。
遊び食べが始まると赤ちゃんの服も部屋も汚れるのが悩みのタネですね。少し手間はかかりますが、赤ちゃんの食事椅子の周りにビニールシートを敷き、食事の度に着替えさせるようにすると、汚れても気にならなくなりますよ。
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