労働時間が短くなるわけですから、その分減収になるのは否めません。
保育園などに預けて働く場合は、保育料が必要になるため、収入が減って支出が増える分、それまでに比べて経済的な負担が大きくなります。
また会社の制度にもよりますが、退職金がその分少なくなるというケースが多いようです。
妻が時短勤務を取得した場合、家庭と仕事との両立はしやすくなりますが、その分、家事・育児の負担が妻に偏りがちです。時短勤務の妻が平日の家事・育児を一手に引き受けることも多いよう。
結果として、夫が順調にキャリアアップしていく中、妻のキャリアアップは遅れてしまうことも。自分も仕事に注力したかったと後悔する人も少なくないようです。
時短勤務で、労働時間が短縮された分、仕事量や仕事内容が、以前とは変わってしまう場合も多いようです。仕事内容によっては物足りなさを感じ、仕事に対するモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。
時短勤務ということで、その分周りの人にしわ寄せが行ってしまうことも少なくありません。
子育てをしていると、子供の急病など突発的なことが起こりやすいもの。遅刻、早退、欠勤で他の人に迷惑をかけてしまうことも。
今まで以上に、普段から職場の人への情報共有をしっかりしておくこと、また、万が一の時に一時的にでも、自分がいなくても業務がまわる仕組みを作っておくなどの対策も必要になってきます。
労働時間が短縮された分、フルタイム勤務に比べて育児に時間をかけることができます。 実際、フルタイムで働きながら、育児と家事をこなすことは至難の業。肉体的にも精神的にも負担が大きくなります。時短勤務によって、それらの負担を軽減し、柔軟な働き方ができるのはありがたいですね。
出産・育児を理由に慣れ親しんだ職場や仕事を離れることなく、キャリアを継続できるのはありがたいですね。時短勤務だからこそ、効率を考え成果を出している方もいるようです。いずれはフルタイム勤務に戻ることを目標に、キャリアを継続できるといいですね。
時短勤務になると、その分、給与が下がるために、社会保険料として支払う金額も下がります。しかし、時短勤務期間中も、時短勤務を利用する前に支払っていた社会保険料と同額を支払っているとみなす特例措置を受けることができるために、年金の受給額に影響はありません。
いかがでしたか?時短勤務は、育児をしながら働く場合には、うれしい制度ですね。デメリットはありますが、工夫次第で克服することができるかもしれません。小さい子どもの育児をしながら働く期間は、振り返ればあっという間です。これまでの働き方を見直す機会と前向きに捉え、ご自身にあった働き方が見つかるといいですね。
出典:厚生労働省「短時間勤務制度について」
http://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/manual/doc/attention.pdf
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出典元:東京ガス「ウチコト」
http://tg-uchi.jp/topics/3812
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