掃除をしばらくサボっていると、なんとなく肌が荒れているように感じたことはありませんか? それは室内に潜んでいるハウスダストが原因かもしれません。
ハウスダストとは室内に散乱しているノミやダニの死骸やフン、繊維、ペットの毛、花粉、カビ、タバコの煙などを指しています。
ハウスダストはくしゃみ、鼻水、目の充血などのアレルギー反応を引き起こすだけでなく、皮膚炎や肌荒れの原因になる可能性もあるのです。ハウスダストによってアトピー性皮膚炎が悪化したり、皮膚の赤みやかゆみが発生したりすることもあります。ハウスダストが付着して肌が不潔な状態になると、ニキビや吹き出物が出来やすくなるとも言われています。
ダニが発生しやすい場所はリビングの床やカーペットの中です。生活時間帯の長いリビングの床やカーペットには、ダニのエサとなる食べカスやホコリ、人間のフケや皮膚などがたくさん落ちているためです。特にマットやカーペットにはダニがもぐり込んでいる可能性が高いので、ダニ除去に特化した排気循環式の掃除機などを使っても良いでしょう。
家具の下など掃除機をかけにくい場所にはダニが潜んでいる可能性が大きいので、大掃除の際には、家具をどかすなどして掃除機をかけてください。
床に掃除機をかけるとダニやほこりが散乱してしまうので、最初に雑巾で水拭きをしてから掃除機をかけるのもおすすめです。
浴室のタオルやマット、寝室のシーツなどにはカビやダニが繁殖しやすいので、こまめに洗濯するのが一番です。ダニは高温多湿を好むので、冬でもたまには窓を開けて換気するようにしましょう。
掃除に手が回りきらずハウスダストが肌に付着してしまったと感じた場合は、朝晩の洗顔できちんとハウスダストをオフすることも大切です。皮脂分泌が少なくなる冬はつい洗顔の手を抜いてしまいがちですが、洗顔は一日の肌の汚れを落とす大切な行為ですから、朝晩きちんと実行しましょう。
洗顔前にレンジで温めたタオルを顔に当てて、毛穴を開かせてから洗顔すると毛穴汚れが除去しやすくなります。
また、ハウスダストによる肌荒れを予防するためにも、しっかりと保湿をしましょう。皮膚が乾燥していると肌のバリア機能が低下しますので、ハウスダストの刺激から肌を守ることができなくなってしまいます。
きれいな肌で快適に過ごせるように、掃除をする際にはハウスダストの除去を心がけてみてくださいね。
【美容ライター】エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。NO.154
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