阪神・淡路大震災時の調査で、建物の中でけがをした人の約5割は家具の転倒、落下が原因、約3割はガラスの飛散が原因だったそうです。
地震時、建物内での怪我を防ぐには、家具の転倒防止と、ガラスの飛散防止が大事であることが分かります。
※ 内閣府 防災情報のページ
http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/72/bousaitaisaku.html
東京ガス都市生活研究所では、東日本大震災以降、暮らしとエネルギーの実態・意識の変化について調査を実施し、経年変化を追っています。
地震に対する不安と対策においてはギャップが見られることが分かっています。「物の落下や家具の転倒」は約6割が不安に感じていますが、対策を行っている人は4割前後にとどまっているようです。
出典:東京ガス都市生活研究所「地震への備えに関する実態と意識」
http://www.toshiken.com/report/eco02.html
家具転倒防止グッズとして効果が高いと言われているのは「L字金具」です。
部品自体はお手頃ですが、賃貸だったり壁がコンクリートだったりすると使えません…
L字金具が使用できない場合のおすすめは、「つっぱり棒」と「転倒防止マット」の合わせ技です。
家具の下に転倒防止マットを敷き、家具と天井の隙間をつっぱり棒で支えます。
地震による揺れでサッシがゆがみ、窓ガラスが割れることもあります。
ガラスの飛散防止フィルムを窓に貼っておき、レースのカーテンを閉めておきましょう。
また、窓ガラスに家具が倒れこみ、割れた事例も多いそうです。
窓ガラスの近くに薄型液晶テレビやタンスなど転倒しやすい大きな家具はありませんか?
家具の配置を見直してテレビやタンスの転倒防止対策も実施しておくと安心です。
大きな地震では家具が凶器になると言います。家の中を見渡してチェックしてみましょう。
東京ガスでも地震防災対策チェックシートを配布していますので、ぜひご活用ください。
東京ガスの地震防災対策チェックシート
http://www.tokyo-gas.co.jp/safety/safety_common/pdf/checksheet.pdf
ウチコトの他の記事を読む
http://tg-uchi.jp/
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