ずばり、「生地にある毛の繊維同士の摩擦」が原因です。
生地表面の毛が様々なシチュエーションによって摩擦されることで、静電気が起こります。
そうすると、毛の繊維同士が絡み合い、まとまってしまいます。
この流れでできてしまうのが「毛玉」だったのです。
・洋服を着て、腕やわきの部分をよく動かしながら歩く時
・靴下の場合、靴を履く時
・お洗濯の時に衣服同士が絡まる時
座ったり立ったり、歩いたり止まったり、靴を履いたり洗濯したりすることで起きます。
毛の繊維同士の摩擦が起こってしまうのは、生活上どうしても避けられないシチュエーションばかりなのです。
毛が長く熱に弱いので、摩擦によって毛玉ができやすいのがポリエステルやレーヨン、アクリルなどの「化学繊維」と呼ばれる生地です。
毛が短く熱に強いので、摩擦が起きても毛玉ができにくいという特徴を持っているのが、綿や麻、絹などの「天然繊維」と呼ばれる生地です。
お気に入りのお洋服の見栄えや着心地を悪くしてしまう「毛玉」。
できにくくする方法はあるのでしょうか。
大切なのは毛玉が起こる原因を減らすこと。つまり、「摩擦や静電気を抑える」ことが重要なのです。
毛玉を起こしたくないお洋服や靴下は、洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
ここで気を付けなければならないのが、「1つのネットに1枚」だけ入れること。
ネットのサイズは入れるものによってサイズを変えましょう。できるだけ余裕を持たせないように、小さめのサイズを選ぶようにするのがベターです。これでお洗濯の際に、他の衣類との摩擦を防ぐことができます。
静電気除去に役立つのが柔軟剤です。
ごわつきを軽減し、摩擦の防止にもなります。
靴下(タイツなども含む)は、裏返してお洗濯することで、表面の毛玉を起こりにくくします。
衣類をぎゅうぎゅうに詰め込んでお洗濯してしまうと、衣類同士が摩擦しやすくなってしまいます。
少し余裕を持って、洗濯槽の7~8割ぐらいまでを目安にするよう心がけてください。
いかがでしたでしょうか。
毛玉の発生をしっかりと予防して、お気に入りの衣類を長持ちさせてくださいね。
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