あれこれ考え事をしていると脳は興奮した状態になってしまいます。
脳が興奮した状態だと頭に血が昇ってしまい、頭が熱くなってしまいます。
また、足が冷えた状態というのは、全身の血流が滞っている場合が多く、
肩こりや首の痛み、目の疲れや頭痛なのど不調になりやすく、
心が落ち着か無い状態になってしまいます。
興奮して頭が熱くなったり、血流が滞って足が冷たくなってしまうと、
安心して眠れないということですね。
疲れた身体を、お風呂のお湯でしっかり温めて、穏やかな気持ちになれば、
自然と頭寒足熱の状態になって、安心して眠れるようになります。
風邪などの不調で頭寒足熱を自分で調整出来ない時は、足湯だけでもして、
足を温めてあげると、気持ちよく眠ることができると思いますよ。
興奮した状態を鎮めるために、外に行って頭を冷やしてこい!などと、
怒られたことありますよね。
興奮した状態で外に行ってみたことがある人は、外に行って何をしますか?
ほとんどの人は深呼吸をして気持ちを落ち着けようとするのではないでしょうか?
興奮すると呼吸は浅くなってしまうものです。
深呼吸をすることで脳の酸素が入れ替わり、リラックスできることで、
肩や首の力が抜けて、血液循環も良くなることで頭の熱が冷めてくるんです。
血液の循環が良くなれば、足にも血液が流れるようになり、
冷えてしまった足も温かくなっていくものです。
また、足に意識を集中していくと、自然と足に血液が流れるようになり、
頭の重みが軽くなったように感じられるようになっていきます。
眠るときは、足に意識を集中して、
足が温かくなることを感じるようにしてみてください。
自然と頭がスーっと軽くなって眠りに入りやすくなりますよ。
勉強やお仕事のときも、足に意識を向けるようにしていくと、
同じような効果をもたらしますから、
頭の重さが軽くなり、興奮しにくい状態になっていきます。
お風呂からあがって、しばらくは足が温かいけど、すぐに冷えてしまう。
という悩みを持っている人が、とても増えていますね。
原因はいくつかあると思いますが、共通して言えることは、
足の血流が悪くなっている。ということです。
お風呂でしっかり温まりながら、足の裏から、ふくらはぎに向けて、
マッサージしてあげてください。
足をマッサージすることで、血液の循環が良くなっていきます。
しっかりお風呂で温まったら、シャワーを水にして足先から腿、腿から腰、
腰から下腹部、下腹部から胸、肩から背中、最後に頭に掛けてみてください。
全身にお水シャワーを掛けることが出来ないと言う人は、足だけでもいいので、
お水シャワーを掛けてみて下さい。
身体の芯が温まっている状態で、皮膚表面を冷やしてあげると、
自力で温めようとして血流が促進されていきます。
また、身体の芯の熱と皮膚表面の熱を調整するために皮膚を冷やした箇所の毛穴が開き、
皮膚呼吸が上手に出来る状態になることで、筋肉のコリがほぐれて、
狭くなっていた血管が広がって、血液循環が良くなっていくんです。
冬の寒い時期に、お水をかぶるというのは辛いですから、
これから少しずつ寒くなってくる、いまの時期から、
良く温まってから、お水シャワーを掛けることを習慣にしていくと、
寒い冬でも抵抗なく、お水シャワーが出来るようになりますよ。
頭寒足熱な状態であるということは、
身体が健康で心が穏やかな状態であるということです。
逆に言えば、足を温めて、頭を冷やすことが出来れば、健康で穏やかになれるということです。
深呼吸や足に意識を向けること、
お風呂で良く温まりながら足をマッサージして、
お水シャワーを掛けてみるなど、
自分なりの頭寒足熱方法を見つけて、
健康で穏やかな状態を自分でコントロールできるように心がけてみてください。
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