長時間の外出から帰ってきて鏡を見たら、目が真っ赤に充血していた・・・なんてことはありませんか? その原因は、「目が紫外線を浴びてしまった」ことにあるかもしれません。
目も肌と同様に、紫外線の影響を受けることはご存知ですが? 肌は日焼け止めで紫外線を予防できますが、目はそうはいきません。目に降り注ぐ紫外線をシャットアウトするには、サングラスを着用して直射日光を避けることがベストですが、常にサングラスをかけていられるわけではありません。
そこでこれからは、「紫外線から目を守る食べ物」を摂取するように心がけてみましょう!
目の紫外線対策に効果的な食べ物は、「ルテイン」を多く含む食物です。ルテインは、目に入ってくる紫外線をブロックする“フィルター”のような役割を果たしてくれます。紫外線や有害な光を吸収し、体へのダメージを軽減するという働きがあるのです。
ルテインはもともと人間の体内に存在する成分ですが、加齢に伴い量が減少してしまいます。ですから、目を紫外線のダメージから守り続けるためには、ルテインを体外からも積極的に摂取する必要があるのです。
ルテインは、ほうれん草やケール、ブロッコリー、グレープフルーツ、スイカなどの食物に豊富に含まれています。また、ルテインを配合したサプリメントなども販売されていますので、食物だけで摂取が難しいときには、補助的に活用しても良いかもしれません。
ルテインと併せて、ビタミンCやミネラル類、アスタキサンチンなどの栄養素を摂取することも効果的です。ビタミンCはレモン、イチゴ、オレンジなどのフルーツ類、赤ピーマン、ケール、モロヘイヤなどの野菜から多く摂取できます。アスタキサンチンは鮭、イクラ、エビ、カニ、タイなどに豊富に含まれ、またミネラルにはさまざまな種類がありますが、小魚やヨーグルトに含まれるカルシウム、レバーやほうれん草に豊富な鉄分などが挙げられます。
シミやそばかすなど、肌にダメージを与える紫外線ですが、同様に目にもさまざまなデメリットをもたらす可能性があります。
大量に目から紫外線を浴びると、白目部分に黒目が入り込む「翼状片」という病気が発症する危険性があります。また、視界の中央部分がかすむ「黄斑変性症」を引き起こすこともあります。どちらの病気も視力低下を招いてしまいますので、十分に注意しましょう。
大量の紫外線を長時間浴び続けると、失明する可能性もあると言われています。私たちが想像している以上に、目から浴びる紫外線は危険因子となりうるのです。紫外線の強い季節はサングラスを着用し、紫外線対策に効果的な食品もしっかり摂取して、外側と内側の両方からケアをしていきましょう。
【美容ライター】エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。NO.089
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