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紫外線を浴びると夏バテしやすいって本当?

紫外線を浴びると夏バテしやすいって本当?
投稿日: 2016年8月23日 更新日: 2017年3月6日
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毎年夏になると、夏バテに悩まされるという人も多いのではないでしょうか。
夏バテにはさまざまな原因が考えられますが、実は夏の紫外線もその原因になりうるということをご存じですか?

紫外線による悪影響といえば、真っ先にイメージするのが「シミ」や「そばかす」ですよね。
紫外線を浴びると、私たちの肌は防御作用として、メラニン色素を過剰に生成します。このメラニン色素がシミやそばかすのもととなるのです。

しかし、紫外線の悪影響はそれだけではありません。
実は、紫外線が「疲労」と関係しているということが近年の研究でわかってきているのです。

眼から吸収した紫外線が、疲労を引き起こす?

私たちの体は皮膚からだけでなく、「眼」からも紫外線を感知します。眼から吸収した紫外線が、夏バテを引き起こす疲労の原因となっているというのです。眼から体内に入った紫外線は、脳下垂体を刺激します。刺激を受けた脳下垂体は、メラノサイト刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンなどを分泌するのですが、これらのホルモンが私たちの体の「疲労状態」を引き起こしてしまうと言われています。

紫外線対策を徹底するなら、顔や体に日焼け止めを塗るだけではなく、サングラスで眼もしっかりガードしなければいけないということですね。

紫外線の影響でエネルギーが不足する可能性も

さらに、紫外線を浴びると体内では活性酸素が発生します。
活性酸素は外部のダメージから私たちの体や肌を守るという働きもありますが、活性酸素が増えすぎると、細胞自体がどんどん劣化してしまうそうです。細胞が劣化するとエネルギーの生産効率が落ちて、結果、エネルギー不足による疲れを感じるようになるということですね。

夏に海や山などのレジャーで楽しんだ後は、どっと疲れを感じますよね。海辺でゆっくり寝そべっていただけなのに、普段以上に疲れを感じる方も多いのではないでしょうか?
それは、眼や肌から吸収してしまった紫外線の影響かもしれません。

日頃からの紫外線対策が大切

夏バテを防ぐために、食事などに気を使うだけでなく、普段からきちんと紫外線対策をするように心がけましょう。肌に日焼け止めを塗るのはもちろんですが、サングラスを着用して眼を日差しから守ったり、室内にいるときも窓から降り注ぐ紫外線をシャットアウトするためにカーテンを使用したりするとよいでしょう。

ただし、太陽の光に全くあたらないのも体によくありません。太陽の光を浴びる時間が少ないと、うつ病や不眠症などのトラブルが発生する可能性もあります。紫外線が少ない朝に適度に日光浴をして、昼間の長時間の外出はできるだけ控えるようにするとよいかもしれません。



【美容ライター】エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。NO.138


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