力を抜くのが上手な人は、
必要な時だけ必要な個所を緊張させることができ、
それ以外はリラックスできる人なんです。
スポーツでも格闘技でも、
力が入った状態では、
全身を使うことはできません。
必要な時に、必要な個所にだけ、
力が入るようにして、
それ以外はリラックスした状態を作れることが重要なんです。
意識を集中する時は身体はリラックスしているとも言えます。
緊張すると、神経は興奮状態となって、
頭に血が昇り、身体中に力が入ってしまって、
うまく動けなくなってしまうんです。
神経の興奮は脳の興奮でもありますから、
思考も窮屈になりやすく、
呼吸も浅くなってしまう。
よくいう頭が真っ白の状態は、
緊張して脳が興奮している状態なんです。
緊張しているときに「肩の力を抜いて」と言われると、
余計に緊張してしまった経験ないですか?
緊張しちゃダメだ!と思えば思うほど、
身体に力が入ってしまって、
自分でも、どうしていいかわからなくなると、
その場から逃げ出したくなってしまいますよね。
これは緊張から脳が興奮状態になってしまったため、
自分で制御できない状態になっているからなんです。
誰でも緊張する場面では緊張はするんですよ。
ただ、必要な個所だけ緊張させられるか?
すべてが緊張してしまうかの差なんですね。
緊張する場面で力が入ってしまうの
は仕方ないとして、
緊張する必要が無い状態なのに
力が入ってしまっている人が多いです。
これが肩こりや頭痛などの辛い症状の
ほとんどの原因になっていると思われます。
毎日が気ぜわしくて緊張を和らげることが
できなくなってしまって、力を抜こうとしても、
なかなか抜けなくなってしまうんですね。
一日頑張って、帰ってきたら、
頑張った自分を褒めてあげる時間を作りましょう。
お風呂にゆっくり入って、
腕や手首、腿やふくらはぎに
「ありがとう」の気持ちを込めて、
もみほぐしてあげてください。
お風呂からあがったら、
水分補給をしっかりして、
ストレッチや足の裏のマッサージをして、
「あ~、楽になった。」と声に出して
言ってみてくだささい。
その時が全身の力が抜けて、
脳の興奮も落ち着いている状態です。
リラックスしているときは、
自然と口角も上がって眉の間も広く感じます。
肩は下に下がって首が長くなったように感じます。
肩に力が入っていない状態になると、
自然と背筋は伸びてアゴが引けて、呼吸も楽になり、
全身が軽くなるのがわかると思います。
自然体というのは力が入っていない状態のことなんです。
頭も軽く感じて、思考も穏やかになっていくと思います。
お風呂上りの3分程度で大丈夫です。
力の抜けた状態を感じる時間を作ってみてください。
緊張していない自分を感じてみてください。
繰り返していくうちに、
力の抜き方を脳と身体が覚えてくれます。
緊張する場面になっても、
うまく力を抜くようにしていけば、
自然と深い呼吸になって、
緊張を和らげることができるよう
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