「月に決まった額を主人からもらい、それでやりくりしているので給料日前にヒーヒー言ったことはないです。ただ、感謝デーや各スーパーの特売は必ず利用し、ハシゴしまくっています。残金はもしもの時の積み立てに」(32歳)
特売日などはいつもよりお得に買物ができる日。しかも、何軒もまわって買物をするとは節約に対する意識の高さを感じます。
「新聞をとっているので売り出しのチラシは必ずチェック。自分が知る限りの底値に近いかどうか、で突撃するかしないかを決めます。幸い、近辺に買い物ができる所がいくつもあるので、価格の比較もしやすいです。特売日は重なるときは重なるので、少し遠い所にあるスーパーのA店でカレールー、A店の向かいにある食品も扱うドラッグストアのB店で水とシメジ、帰り道にあるスーパーのC店でその他いろいろ、など買い分けることもザラです」(32歳)
店によって安い商品はまちまち。店ごとの「得意分野」を見極めて購入すれば、普通に買い物をするのと比べると、ずっと節約できそうですね。
「業務スーパーでまとめ買いも安くつきますね!」(37歳)
大量に安く買いたいときは、業務用スーパーが心強い味方。業務スーパーと聞くと飲食店の人などが買いに来るイメージが強いかもしれませんが、一般の人もたくさん買い物に来ています。行ったことがない方は一度行ってみることがオススメ。
「普段から値引きシールを貼る時間帯を狙って買い物したり、見切り品を大量に買って冷凍保存したり。浮いたお金でデザートを買ったりしています」(29歳)
お買い物中は値引きの赤い札を見逃さないようにしたいもの。まとめ買いやフリージングも節約には欠かせないテクです。
「お肉は多めに買って冷凍。長く冷蔵庫で保管できる野菜もまとめて多めに購入し、それにプラスするものを日々ちょこちょこ買い足します。買い足しの際には、特売コーナーの『今日や明日までの期限』のものを購入」(38歳)
長く保存できる常備菜などは多めに、少しだけ買うときは値引きした食品を買うというのは、メリハリが効いたお買い物の仕方ですね。さらに、「家ではできるだけ1部屋で過ごして、暑さ寒さをしのぎます。これはちょっと大袈裟に聞こえるけど、家族で録画しておいたテレビを見たりしていますよ」とも。食費だけではなく、家族で協力して節電。環境にも良さそう。
「給料日前と言わず、常に食は節約を心掛けています。安価でボリュームがあるので、丼ぶりものは便利です。カマボコ、タマネギ、卵で親子丼風とか。常備菜のタマネギ、ジャガイモ料理は登場しやすいかな」(32歳)
無理なく節約生活をするには、物足りなさを感じさせない工夫が必要ですよね。お金はあんまり掛けたくないけど、お腹いっぱい食べたい、というときは保存のきく常備菜や丼ものが活躍するようです。
「一番の節約術は『買い物に行かない』。行くとついつい出費が増えるので冷蔵庫にあるものや買い置きの乾物で乗り切ります。冷凍庫の発掘作業は掘り出し物も多いです」(42歳)
スーパーに行くと、割引などにつられて必要のないものまで買ってしまうこと、ありますよね。台所を隅々まで探せば、数日間は買い物ナシですむかも。
「めんどくさがりなので、あんまり節約術を考えたことがないです。強いて言えば、サイフにあんまりお金入れないとかかな」(39歳)
もし衝動買いがしたくなっても、お財布にお金が入ってなければ大丈夫!これぞ、シンプルかつ究極の節約術です。
それぞれの家庭が得意分野を活かして、節約に心掛けていました。質問に答えてくれた多くの人に共通するのは、給料日前だけでなく日頃から節約生活に取り組んでいること。毎日続く地味な取り組みだからこそ、みんな目標や達成感をもって継続しているんですね。
また、節約術は大きく分けると、「常備菜や冷凍食品のまとめ買い」といった攻めの姿勢のものと、「お得な値段のものを買う」「買い物に行く頻度を減らす」という守りの姿勢の2タイプがあるようです。あなたの家ではどんな節約術を試していますか?
(谷町邦子+プレスラボ)
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