ハーブには、アロマテラピーで使用する精油と同じように、さまざまな活用法があることをご存じですか?
どのように使うのか、ここでは具体的な方法をご紹介します。
◆ハーブティー
近ごろは、ハーブ専門店だけでなくスーパーや輸入食品店など、いろいろな店でハーブティーを買うことができるので以前より身近になりました。
店によりオリジナルのブレンドティーなども売られているので、好みの味を見つけるのも楽しみのひとつという方もいらっしゃるかもしれません。
◆ハーバルバス
だしパックなどにリーフを入れて浴槽のお湯に浸し、ハーブの有効成分を抽出させた中に体や体の一部を浸ける方法です。全身浴、部分浴(ハンドバス、フットバス)などがあります。
◆芳香浴
ボウルなどにハーブを入れて熱湯を注ぎ、ハーブのもつ揮発性の芳香成分を利用する方法。
◆蒸気吸入法
芳香浴のようにボウルなどにハーブを入れて熱湯を注ぎ、その蒸気を鼻や口から吸いこみ、呼吸をして体内に成分を取り込む方法です。精油は1滴に相当量の植物の芳香成分が詰まっているため、取扱いに気をつけなくてはなりませんが、ハーブの場合は植物そのものなので、精油よりも比較的安心して使うことができるかと思います。自然のものだからこその禁忌もありますので、妊娠中や授乳中の方は専門家に相談してから利用するなど、用法に気をつけましょう。
ハーブとは「香りのある植物全般」のことを指し、日本語では「香草、薬草」と訳されます。
その中でも、健康維持を目的に使うハーブのことをメディカルハーブといいます。(健康維持に役立つ薬用植物そのものを呼ぶ場合もあります)アレルギーの一種である花粉症を和らげるには、時間をかけて体の中から体質改善する方法と、今起きている症状を和らげる方法があります。ハーブは医薬品ではないけれど多くの成分がバランスよく働き、全身に作用するので、副作用の心配が少ないのも魅力です。ここでは花粉症に有用性のあるメディカルハーブを3種類ご紹介します。
◆エルダーフラワー
アレルギー症状を和らげる抗アレルギー作用があるハーブです。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど粘膜の炎症が原因で起こるカタル症状を鎮める働きや、目の充血緩和に役立ちます。また、発汗作用や利尿作用もあります。ほかにも、風邪やインフルエンザの対策、デトックスなどに使用されています。ハーブティーにするほか、ハーブ専門店や自然食品店などで売られているコーディアルという飲み物でとるのもおすすめです。ただしコーディアルは砂糖を使用しているため摂りすぎはカロリーオーバーになりますので、気をつけてください。
◆ネトル
アレルギー体質の改善に用いられるハーブで、症状が出てから使うのではなく、その前から長く使い続けることでその効果を得ることができます。
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