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苦しい生理痛・PMSにさようなら!自宅で簡単にできるヨガのすすめ

苦しい生理痛・PMSにさようなら!自宅で簡単にできるヨガのすすめ
投稿日: 2016年6月2日 更新日: 2017年3月6日
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「Faura(ファウラ)」とは、美のプロたちがセレクトした「キレイのひみ...
女性にとってホルモンバランスを整えることは美の一番の近道かもしれません。でも、月に1回必ずくるムーンタイムによって、バイオリズムは崩れがち。人によっては、頭痛、腹痛、腰痛をはじめ、吐き気、むくみ、めまいといったPMS(月経前症候群)にも悩まされているのではないでしょうか。今日はそんな女性のために、PMSを緩和させるためのヨガをご紹介します。

筋肉バランスが体の歪みの原因に

筋肉バランスが体の歪みの原因に

体には大小合わせて約600個の筋肉があるということをご存じでしょうか。筋肉には、人間の意識でもって動かせる「骨格筋」と呼ばれる筋肉と、内臓などを動かす「平滑筋」、心臓をつくる「心筋」の大きく3つの筋肉からなっています。その内、人間の意識でもって動かせる「骨格筋」も、人によっては日ごろあまり使ったり意識を向けていないと動かすことができないといわれています。

本来、体は左右前後均等に動けるように精巧に作られているものなのですが、片方の足を組んだり、ついつい首を同じ方向に傾けたり、赤ちゃんを抱くときに同じ足に体重をのせたりすることで、筋肉の発達や緊張も左右・前後で異なってしまいます。また、普段何気なく動き、何気なく使っていては、いつの間にか鍛えらえる筋肉に差ができてしまい、体の歪みの原因となってしまいます。

全身の筋肉を緩めることが大切

全身の筋肉を緩めることが大切

全身の筋肉を緩めるために一番よい方法はなんだと思いますか?
それは究極の状態までリラックスすることなのです。実は、ヨガでも「なにも考えない、なにも感じない、どこにも力を入れない」状態はもっとも難しいといわれています。

なぜなら、人は意識と無意識の間には大きな隔たりがあり、意識していなくても無意識のうちに力を入れたり、考えないようにしても怒りや恐怖や心配といったネガティブな感情を身体にためてしまいがちだからです。

そのため、筋肉という筋肉、神経という神経を残らずすべて緩めようとすることが大切です。特にムーンタイムの前やその最中は体が固くなりがち。
積極的に「緩める」ことへ意識を向けるとよいでしょう。

ヨガを始める前に必ず取り入れたいリラックス方法

ヨガを始める前に必ず取り入れたいリラックス方法

座禅を組むように座位の形で足を組み、目を閉じて、まずは完全に体の力を抜くことから始めます。このとき、背筋はまっすぐに保ち、少しだけ後ろ重心に座りましょう。
多くの人は前のめりになりがちです。体の骨格に沿って、仙骨を立て、骨盤の上に背骨が伸び、その上に頭がすとんとのっている状態をイメージしてください。

目は軽く閉じ、口はよだれが垂れそうなほどぽかんと開けて唇の力を緩めます。手もだらんと膝の上に投げ出します。そこで深呼吸。呼吸にあわせ、頭の先から指の先まで細かい血管に意識を向け、凝っているところや詰まっているところに血液が流れていくイメージで行うと徐々にリラックスするのがわかると思います。

実はこれも、れっきとした「Siddhasana(シッダーサナ)」というヨガの一つ。ただ座るのではなく、意識をどこにむけるのか、どう流していくのかによって効果も異なります。

PMSを緩和させるポーズ①「バタフライポーズ」

PMSを緩和させるポーズ①「バタフライポーズ」

◆Supta Baddhakonasana(スプタバッダコーナアーサナ)

床、もしくはベッドの上に、上半身を支える枕やクッションをいくつか置き、その部分に頭・背中をのせ、
腰よりも頭が高くなるような体勢で仰向けになります。
体育座りのように膝を折り曲げ、一度胸に引き寄せます。足の裏を床に下ろしたら、足の裏と裏をくっつけ、膝を外に開き、股からかかにひし型を作ります。

このとき、腰や股関節に圧迫を感じる場合はかかとを体から遠ざけます。
手は、体に沿って伸ばして腰から少し離し、手のひらを上にしておきます。3分から10分程度ゆっくりと深く呼吸をします。

◆期待できる効果

・股関節を柔軟にする。
・骨盤まわりの筋肉を緩ませる。
・下半身の力を抜くことでリラックスさせる。
・腹まわりの筋肉のこわばりを改善。

PMSを緩和させるポーズ②「チャイルドポーズ」

PMSを緩和させるポーズ②「チャイルドポーズ」

◆Balasana(バーラーサナ)

床、もしくはベッドの上に正座になります。つま先はつけたまま、膝を肩幅程度に広げ、上半身をそのスペースに入れるように前屈。おでこを床につけ、手は肩幅に開き、前方、頭の先遠くに伸ばします。吐く息とともに体の力を抜いていきましょう。手を遠くに伸ばす意識と、肩甲骨を腰の方向に下げる意識の両方を保ち、腕から背中にかけてストレッチをかけると効果的。

◆期待できる効果

・股関節を柔軟に。
・骨盤まわりの筋肉を緩ませる。
・下半身の力を抜くことでリラックスさせる。
・腰背部の血流改善。

最後に

最後に

PMSの症状がではじめたら、ゆっくりお風呂につかって体を温めたり、朝晩お白湯を飲んでデトックスを促すといったことを行うだけでも大きく違います。でもそのとき、「○○しなければ!」と義務のように感じるのではなく、普段心を置き去りにしてがんばりすぎている自分の身体の声を聞いて受け止めようとすることが大切です。

現代社会に生きる私たちにとって、リラックスすることはなかなか難しいことですが、ほんの数分でもゆったり、のんびりした気持ちになることで、私たちの身体は応えてくれます。
今日もご自身の体と心に素直になれる一日でありますように。


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