「欲しいものを買うときは計画的に買い、『ちょっとした贅沢』や『自分へのご褒美』はしない。ちょっとした贅沢を許してしまうとチリも積もれば……で大きな出費になるので。むしろそういう贅沢をしたくなったときはそのお金を全部貯金すると決めています」(26歳)
「今回だけ」と思いつつ、気付けば毎週のように「ちょっとした贅沢」や「自分へのご褒美」をしてしまっているという人もいるのでは。こうした支出を極力抑える努力が着実な貯金へとつながっていきます。
「服や化粧品は最低限買うけど、自宅で使うものは片っ端から節約する。部屋着用のシャツやご近所に出かけるスウェットとか10年変わっていません」(31歳)
家の中だと着古したTシャツが逆に落ち着けたりもしますよね。お金をかける部分とかけない部分にきっぱりとラインを決めておくと良いのかも。
「ありきたりですが、家計簿をつけて毎日の支出を徹底的にチェックしています。家計の流れがひと目でわかるので、無駄を省きたいと感じている人にはオススメかも」(36歳)
毎日家計簿をつけることで、家計に対する緊張感を持ち続けることもできます。昔は家計簿といえば手書きのものが当たり前でしたが、今では家計簿アプリもたくさん出ていますよね。
「外出先で缶ジュースやペットボトルを絶対に買わない。水筒か空のペットボトルにお茶を入れて持ち歩く。夫のお昼はお手製の愛妻弁当。愛妻、というほどもう愛もないですけど(笑)」(32歳)
外出先でついつい買ってしまいそうになる、自販機やコンビニの飲み物。また、お昼代も毎日重なればそれなりの額になります。彼女の場合、「自宅から持参できるものは外では買わない」というスタイルで、小さいなところから無駄な支出を省いていく方法です。
「リビングに、将来住みたいと思っているお洒落な地中海風の家のポスターを飾っている。ただ飾るだけだと慣れてしまってなんとも思わなくなっていくので、朝起きてきたら必ず最初にそのポスターを眺めて、声に出して『将来この家に住むぞ』とつぶやくようにしている」(30歳)
明確な目標があった方が努力を続けやすいもの。憧れの家に住むべく、彼女にとっては毎日が戦い。「口に出して呟く」のは、自己暗示的な効果があっていいかもしれませんね。
「貯金を決意してから、深夜の1時、2時まで起きていた生活を一変させた。今の消灯時刻は22時。夜起きていると電気代ももったいないし、口さみしくなって間食も増えてしまうので、早寝は節約生活にオススメです」(25歳)
健康のために早寝早起きを心掛ける人は多いですが、節約のためにも有効だとは!
「給料が入ったら、決めた額を先に貯金してしまう。それなりの額を貯金に回すのでそのあとの生活が苦しくなるけど、少ない中でやり繰りしなければならないという状況になれば結構なんとかなる」(35歳)
貯金する額を先にキープしてしまうという方法。生活は背水の陣が敷かれた形となり、追い詰められた状況でいわゆる火事場の馬鹿力が発揮されます。「節約して浮いたお金を貯金に回す」という方法とは逆のアプローチですね。
皆さんそれぞれに考えて工夫を凝らしているようです。貯金を始めたいと考えている人は、真似できそうなものから参考にしてみるといいかもしれません。
(藤井弘美+プレスラボ)
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