人間社会では、お金を持っている人が広い土地や家を持ち、食べきれないほどの食べ物や贅沢をすることができます。 まさにライフ・イズ・マネーの世界です。
しかし!猫の世界は違います。力の強いボス猫、という存在はいるものの、ボス猫として発情期のメス猫へのプロポーズ優先権は持っているようですが、普段の生活では仲間に威張り散らして生活してはいないようです。
猫社会の場合は、エサの取れる量で縄張りの広さが決まります。イケメンもお金持ちも関係無し。 エサが多く取れる地域なら個々の猫の縄張りは狭くなり、エサが少ない地域なら猫の縄張りは広くなります。
また、野良猫がほかの猫と暮らすのは、基本的に母猫と子猫の場合だけです。子猫が大きくなると、メスの子猫なら、母猫の近くに自分の縄張りを築いて暮らすこともありますが、オスの子猫の場合、遠くの縄張りに移動します。これは近親交配を避ける猫の知恵といえます。
同じ地域で暮らす猫たちは、基本的にバラバラに暮らしているように見えて、意外に連帯感があるそうです。
それが発揮されるのが発情期。メス猫は他の猫と同じ時期に発情して、妊娠、出産するように考えて交尾をするそうです。そして子育ては完全母系社会。オス猫は子育てを手伝わないため、メス猫同士で協力し合って子育てを行うといいます。何かこれってとっても良いアイディアかも。
ゴミ出ししかしてくれないダンナと子育てするなら、同じ子供を持つ母親同士で子育てしたほうがストレスが溜まらないかも…。お猫様、流石です!
いかがですか。猫の縄張りは完全平等制になっているようです。しかしみんなで秩序を守って暮らしていても、フラリとよその猫が入って来たり、猫の数が減って縄張りを広げたい場合に開催されるのが「猫の集会」だという研究者もいます。
のんびりまったり猫達が集まっているだけに見えますが、もしかしたら、人間には聞こえない超音波を発信して、猫達が激論を交わしているのかも知れませんね。
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