よくあります。というか、まず仔猫は母乳以外の飲み方を知らないので、最初はどの仔猫も戸惑うでしょう。仔猫がミルクを飲まない理由はイロイロ考えられます。
・ミルクの温度がぬるすぎるか熱すぎる(35度位がベスト)
・乳首の大きさが合わない、またはゴム臭い(仔猫の口より大き過ぎるとうまく吸えません)
・授乳の前に排泄させていない
・ミルクの味が気に入らない
・保護直後や衰弱時は血糖値が下がり、食欲が出ない(獣医で点滴等の治療を受けましょう!)
・体温が低下している(すぐに保温)
・便秘のため、胃が圧迫されて食欲がない(肛門をさすって刺激する)
大体仔猫の場合は2~3時間おきにミルクを飲ませると良いのですが、寝ている仔猫を無理に起こすのは可哀想です。しかしあまりにもミルクをねだらずに眠っている場合は、体が衰弱している可能性が高いので、なるべく早く病院へ連れて行きましょう。
保護した仔猫の場合、ノミが寄生していることがよくあります。黒いツブツブを採取して、水を一滴その上に垂らしてみてください。黒いツブツブが赤く溶け出したら、それはノミのフンです。 生後間もない仔猫をお風呂にいれると体力低下で衰弱してしまいます。まずはノミ取り櫛で退治しましょう。 洗面器などに水を入れ、中性洗剤を一滴垂らして下さい。ノミ取り櫛ですいて水の上にノミを落とすと、洗剤の効果でノミが脱走せず溺れます。 ノミはお腹に卵を持っていますので、つぶすと卵が飛び散ります。絶対に潰してはいけません。
仔猫の場合、自力で排泄できない場合があります。母猫になったつもりで手伝ってあげましょう。 仔猫が楽に排泄できるようにうつぶせにして、温めたお湯に濡らしたガーゼで肛門をポンポンと刺激します。しばらくすると薄黄色のおしっこが出てきますので、色が付かなくなるまでこの作業を繰り返しましょう。うんちの場合も同様です。 長期間排泄しないのは衰弱している証拠です。病院で点滴を打ってもらい、早めに対処してもらいましょう。
いかがですか。いきなり仔猫を保護した場合、気持ちがパニックになってしまいますよね。大事なポイントは2つです。
必ず仔猫用のミルクを人肌に温めてあげる事。そして冷たい手で仔猫に触らない事です。生後まもない仔猫は自分で体温調整ができないので、冷たい刺激はそのまま衰弱させる原因になります。
ペットボトルにお湯を入れてタオルでぐるぐる巻きにしたものを仔猫のそばに置いておくと、母猫の代用になります。(熱すぎない様に注意!)
ノミがいても大丈夫。フロントラインスプレーを使えばすぐに退治できます。(必ず動物病院で処方してもらいましょう)
動物病院では、野良猫を保護した場合は料金を割安にしてくれる所もあります。元気そうに見えても、まずは病院へ連れて行ってあげて下さいね。
(記事bzp00343)
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