摩訶不思議な「魔法のケーキ」がいよいよ日本にやってきた!

摩訶不思議な「魔法のケーキ」がいよいよ日本にやってきた!
投稿日: 2015年11月5日 更新日: 2017年10月27日
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イベントに誕生日、記念日にと、こんな楽しい時にかかせないのがケーキですが、手作りするのはいつもいちごのショートケーキ・・・ってことはありませんか?

もちろん定番のケーキも美味しいのですが、今年はいつもとはちょっと違った、みんながあっと驚くものを作ってみませんか?その名も「魔法のケーキ」!もともとフランスで大人気だったこのケーキが、今年いよいよ日本にやってきました。

そこで今回はいち早く皆さんにご紹介します!

「魔法のケーキ」って?

「魔法のケーキ」とは、昨年秋冬頃から大流行したフランスでは「Le gâteau magique(ガトーマジック)」という名前で呼ばれています。

で、なんで「魔法のケーキ」と言われているかというと、材料をすべて混ぜて焼いただけなのに、一番下は、フランという、心地よいしなやかさがあるフランスの庶民的なお菓子、真ん中はとろりとした濃厚なカスタードクリーム、一番上はふわふわのスポンジの3層になっているからなんです。

それぞれの層を個別に作って、あとから重ねるわけではなく、1つの生地を焼けば、自然と3層になる、正しく“魔法”のようなケーキを作るには2つのポイントがありました。

①卵黄生地とメレンゲの混ぜ方
②低温・長時間で湯せん焼きすること
です。

では早速作ってみましょう!

何も特別なものは使いません!

<材料>(直径15cm丸型1台分)
卵黄生地
 卵黄・・・2個分
 砂糖・・・40g
 バター・・・60g
 薄力粉・・・50g
 牛乳・・・250ml
 バニラエッセンス・・・適量
メレンゲ
 卵白・・・2個分
 砂糖・・・20g

ご覧のように、魔法のケーキには何も特別な物は使いません!とってもシンプルな材料です。

「魔法のケーキ」の作り方

実際に作り出す前に、まず下準備をしておきたいことがいくつかあります。
・卵は卵黄と卵白に分け、卵白は使うまで冷蔵室に入れておきます。
・バターは湯せんで溶かし、常温に冷ましておきます。
・薄力粉はふるっておきます。
・型にオーブンシートを敷いておきます。
・バット(型よりひと回り大きいタルト型などでも可)にペーパータオルを2枚敷き、オーブンの天板にのせておきます。
なお、今回はひと回り大きいタルト型を使いました。

1.卵黄生地を作ります。
ボールに卵黄と砂糖を入れ、泡立て器で全体が白っぽくなるまで、すり混ぜます。

2.1に溶かしたバターを加えて、全体が完全になじむように混ぜます。

バターが生地になじめばOKです。

3.2にふるった薄力粉を加え、生地につやが出るまで混ぜます。

生地を持ち上げた時に、ゆっくり落ちてしばらく形が残っていればOK!

4.3に牛乳の1/4量を加えて混ぜ、生地になじませます。その後、残りの牛乳も加えて、さらに全体をよくなじませます。そして、バニラエッセンスをふり入れます。

せっかくまとまりかけていた生地が、しゃばしゃばになっても気にしません!

5.メレンゲを作ります。
ボールに卵白を入れ、ハンドミキサーの低速で30秒ほどほぐし、砂糖1/2量を加えて、高速で30秒ほど泡立てます。残りの砂糖も加えて30秒泡立て、低速でさらに1分ほど泡立て、キメを整えます。

持ち上げると、しっかりしたつのが立ちました。これくらいの固さにします。

6.すぐに4の卵黄生地に5のメレンゲを加え、泡立て器でボールの底から生地をすくい上げるように6回ほど混ぜ合わせます。そして、表面に浮いているメレンゲを泡立て器の先で混ぜてほぐします。

魔法ケーキのポイント①で紹介したように、くれぐれも卵黄生地とメレンゲは混ぜすぎないようにしましょう!
泡立て器の先端で、表面のメレンゲをなでるようにして細かくします。

7.型に6を流し入れ、ゴムベラなどの先端で表面を平らにします。

この時に、液体が下に、メレンゲが表面に浮いてくることになります。

8.タルト型に7をのせ、80℃ほどのお湯をタルト型の深さ2cmくらいまで注ぎ入れます。そして、150℃に予熱しておいたオーブンの下段に入れ、35分ほど焼きます。

ポイント②で紹介したように、150℃の低温でじっくり「湯せん焼き」します。

9.焼き上がったら、竹串を生地の縁から中心に向かって斜めに刺し、とろっとしたクリーム状のものがつけばOKです。

もしまだ液体に近い状態なら、さらに5分ずつ焼いて様子を見て下さい。

10.9の粗熱がとれたら、ラップをして冷蔵室に2時間以上入れて冷やせば完成です!

さてお味は?

さてお味は?

さぁ、ちゃんと3層になっているのか、ドキドキしながら切ってみると・・・

写真では少し分かりにくいかもしれませんが、下からフラン、カスタードクリーム、スポンジになんとかなっていました〜☆切ってみるまで上手く出来たかわからないのは、かなりの緊張感です^^;

いざ、食べてみると、見た目以上に層がきっちり分かれていて、口の中でフワフワ、トロ〜り、モチモチが実感できました。味は素朴な優しい甘さで、ほっこり幸せ気分になれますよ。今まで体験したことがないケーキで、フランスで人気が出たのも納得です!

まとめ

最初作る時は、本当に3層に出来るのかが不安でしたが、いつもの道具、いつもの材料で難しい工程もなく、しっかり「魔法のケーキ」が出来ました。

名前からもインパクトがありますが、見た目も期待を裏切らないので、ぜひこれから人が集まることが多い時期に、この「魔法のケーキ」を出してみんなを驚かせてみてはいかがでしょうか?

コツ・ポイント

前述しましたが、卵黄生地とメレンゲをしっかり混ぜすぎると、単なるフワフワのスポンジケーキになってしまいます。あまり混ぜすぎないことで、型に入れた際に液体とメレンゲが分かれやすくします。

また、焼く温度も通常のケーキのような高温で焼いてしまうと、すべてがしっかり焼けてしまうので、低温でじっくりが重要です。冷蔵庫でたっぷり冷やすと、中のクリーム部分が冷たくなってさらに美味しいですよ。



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2016年2月24日 9:23
今朝のzipでもやってました! おいしそう!!
2016年02月24日 12:42:03
しらたまさん、コメントありがとうございます! そうなんですね!まだまだ話題が続いてるんですね~^^ おいしいのでぜひ作ってみてください!ココアパウダーを入れれば、チョコケーキバージョンも作れるらしいです!
2015年11月5日 12:44
編集部さんこんにちは~。すごいケーキがあるんですね。本当に美味しそうで不思議で、何度も繰り返し読ませて頂きましたがすごい。まさに魔法にかかったみたいなケーキですね。お菓子作りが下手なので自信はないですが、食べてみたいです。いつも新しいアイデアにビックリ\(◎o◎)/また新しい事を勉強させて頂きました。ありがとうございます。
2015年11月09日 09:56:46
ひこまるさん、コメントどうもありがとうございます♥ 本当にこのケーキ、どうしてこんなことになるのか不思議ですよね~。 お菓子の世界、まだまだ奥深いですね。
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