キュウリは成分の約95%が水分。そのため栄養豊富な食品とはいえませんが、カリウムが多く含まれています。このカリウムには体の余分な熱を体外に放出し、体を冷やす効果があるため、熱中症の予防にも効果的。まさにこれからの季節、体にも心にもうれしい野菜と言えるのです。
ややきつい運動をすると体内でグルコースやアミノ酸の取り込みが活発になり、牛乳や乳製品を摂取することで筋力がアップして血液量も増え、暑さに負けない体がつくられます。
熱中症対策には「こまめな水分補給」と「ナトリウムの補給」が必要といわれています。
汗をかくと、私たちの体からは水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどのイオンも失われ、イオンを過度に失うと、体内の環境を一定の状態に保つことができなくなるため、補給する必要があります。
私たちの体液に近いイオンバランスを持ち、発汗で失われた水分とイオンがスムーズに補給できる飲みものが熱中症対策に効果的といえます。
「長いも」特有のネバネバ成分でもあるムチンは、タンパク質の利用効果を高め、
酵素アミラーゼとプロテアーゼが、消化を助けます。
また、ビタミンB群もたっぷり含まれているので、エネルギーアップにも効果的です。
スタミナたっぷりのにんにくは、夏の疲れた体を回復する作用があります。
消化を助ける効果があり、代謝を促すので、
冷房のあたりすぎや冷たい水分の摂り過ぎで冷えてしまった体を温めてくれます。
また、夏の弱った胃腸の働きをよくし、食欲不振も解消してくれます。
枝豆は未成熟の大豆を収穫したもので、大豆と野菜のよい栄養素を備えています。
ビタミンB1不足は、夏バテ特有の「食欲がわかない」・「だるい」といった症状の原因となります。
枝豆にはビタミンB1・B2を多く含んでいるので、夏バテ予防・疲労回復には最適。
また、夏のシミやそばかすに有効な成分も含まれています。
さらに、アルコール分解を助け、肝臓への負担を軽くするため、ビールのおつまみに最適です。
梅は、酸味の生成分であるクエン酸が胃腸の働きを助けて、夏の食欲不振を解消し、
新陳代謝を促すことで疲労を回復する効果があります。
さらに、イライラ防止にもなります。
また、梅干を食べることによって唾液や胃液の分泌が盛んになり、
消化の働きを助けて食欲増進や夏ばて防止につながります。
強い抗酸化力のあるリコピンを豊富に含むトマトは、疲労回復も期待できます。
また、夏のほてった体の熱を冷ましてくれます。
夏バテで低下している胃の働きを刺激して消化を助けるほか、
水分によるむくみも解消してくれます。
今回ご紹介した食べ物を摂り、しっかり水分補給すれば熱中症になりにくくなります。
食事で体の内部から対策をすることも大切です。効率よく摂取しましょう!
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます