全国の郊外などで大繁殖しているというクズ。
蔓を伸ばして木々や周囲の植物に巻き付き、次々と葉を茂らせ、まるで植物を覆い尽くすように広がっていきます。
電柱などに絡みつくと、設備に影響を及ぼし、電気事故につながる心配もあるそうです。
画像は、以前、道の駅へ出かけたときに、車の中から撮影した光景です。
このクズですが、海外に渡ると、その旺盛な繁殖力から「侵略的な植物」として問題になっています。
特にアメリカ南部では、クズが広い範囲に広がり、木々や森林を覆い尽くすほど大繁殖しています。
そのすさまじい広がり方から、アメリカではクズを「the vine that ate the South(南部を食い尽くしたツル)」と呼ぶこともあるそうです。
さらに、「Green Monster(グリーンモンスター)」という呼び名で紹介されることもあります。
もともと東アジア原産のクズは、1876年にアメリカへ持ち込まれ、観賞用として紹介されました。その後、家畜の飼料や土壌浸食対策などにも利用されました。しかし、野生化して急速に広がり、現在では特にアメリカ南東部で深刻な外来植物となっています。
日本に持ち込まれたり、知らない間に入り込んだりした、たくさんの外来種が、今、日本の在来種や生態系を脅かしていますが、日本の在来種であるクズも、海外では外来種として大繁殖し、問題になっているんですね!
そんなクズですが、ただの「厄介者」として駆除するだけではなく、その旺盛な成長力を逆に資源として活用しようという研究も進められているそうです。
番組で紹介されていたのが、クズを利用したバイオ燃料やメタンガスへの活用。
クズは、根にでんぷんを豊富に蓄えている植物です。そして、迷惑にもつながっている「驚異的な生命力」のひとつが、その生育スピードの速さ。
どんどん成長して増えていくクズだからこそ、そこに含まれる資源を活用しようという発想なのだそう。
どんどん伸びて、あたりの植物を覆い尽くしてしまうほどのクズ。
その「驚異的な生命力」が、今度はエネルギー資源として役立つかもしれないなんて、なんとも興味深いですよね。
「困った雑草」と思っていたクズが、見方を変えれば貴重な資源になる可能性を秘めている。
今回「サイエンスZERO」を見て、クズに対する見方が少し変わりました~!
まだまだ番組内では、「えっ、そうだったの?」と、初めて知ることがたくさんありました。
本当はもっとご紹介したいのですが、今日はここまで。
今回の記事が、どなたかの小さな気づきや、お役に立つきっかけにつながれば嬉しいです。
•クズは日本の在来種で、葛粉などに利用されてきた身近な植物。
•日本の郊外だけでなく、海外(アメリカ)でも大繁殖し、侵略的外来種として問題になっているそう。
•その旺盛な成長力を生かし、バイオ燃料やメタンガスへの活用研究も進められています。
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