アカバナルリハコベは、サクラソウ科ルリハコベ属の一年草(まれに多年草)。主にヨーロッパや北アフリカを原産とし、その後各地へ広まり、現在では世界中の温暖な地域で野生化している植物です。
近年の研究では、ルリハコベ属はオカトラノオ属に含めるのが妥当ではないか…とも考えられるようになってきているそうです。ちなみにアカバナルリハコベは、ルリハコベの色違いの品種ともいわれています。
以前にも一度調べたことがあるのですが、私の住む街ではなかなか出会えない植物。そんな中、今回はなんと…排水溝で発見することができましたよ!
姿はよく見るハコベにも少し似ていますが、ナデシコ科ではなくサクラソウ科に属しています。瑠璃色の花を咲かせるルリハコベの亜種とされる帰化植物で、ときには雑草として扱われることも多いようです。
草丈は10〜30cmほど。前回の記録を振り返ってみると、6月の2週目ごろ、公園近くの草地で開花している姿を見つけていたようです。
そして今回は、なんと駐車場の出入り口近くにある排水溝あたりで発見しました。
「こんな場所にも咲くんだ!」と、思わず足を止めて見入ってしまいましたよ。
葉は全縁で、先端は鋭くとがった鋭頭。表面には毛は見られませんでした。雑草あるある話では、雑草は毛深いことが多いのですが、無毛!虫に食べられないの?と思いませんか?
花は朱赤色から黄赤色で、花の大きさは直径約1cmほど。花冠は5つに深く裂けていて、小さいながらもとても印象的なお花です。
今回は、午前中のよく晴れた日に撮影することができました。どうやら、曇りの日や日が陰ってくると花を閉じてしまうそうで、可愛いお花に出会えるのは、お天気とのタイミングも大切なんですね~!
可憐で愛らしい花を咲かせるアカバナルリハコベ。しかし、その見た目からは想像しにくい"意外な一面"を持つ植物でもあります。
実は毒性があり、牧草地などではあまり好まれない存在として知られています。犬や馬などが口にすると胃腸炎を起こすことがあり、大量に摂取した場合には体調不良を起こす可能性があるともいわれています。
この植物の葉や茎、さらに種子にはサポニンが含まれています。さらに根の部分には、サクラソウ科の植物に多く見られる有毒成分も含まれています。
その一方で、世界各地では古くから薬草としても利用されてきました。リウマチや痔の手当て、さらには蛇に噛まれた際の民間療法として用いられていた記録も残されています。
また、アカバナルリハコベから得られる精油は独特の香りを放ち、多くの昆虫に対して殺虫作用や忌避効果を発揮するとされています。
ですが、人が過剰に摂取すると、激しい吐き気や頭痛、身体の痛みなどの症状を引き起こすことがあり、体質によっては葉に触れただけで肌トラブルを起こす場合もあるそうです。
とっても小さくて可愛いお花なのに、意外ではないでしょうか?
アカバナルリハコベは、普段なかなか出会えない、ちょっぴりレアな雑草。
だからこそ、見つけた瞬間、花言葉の「恋の出会い」のように、なんだかときめいてしまいます!
しかも今回は、公園や野原ではなく…「えっ!?こんなところにも咲いているの?」と、思わず二度見してしまうような、とても意外な場所で発見してしまいました~!
植物って、本当にたくましいですね。こんな場所にも、ひっそりと自分の居場所を見つけて生きているんだなぁ…と、今回も、感動してしまいました。
ただ、可愛らしい見た目とは裏腹に、毒性があるともいわれている植物です。ペットちゃんや、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、そっと気にかけてあげてくださいね。
この記事が、どこかで誰かのお役に立てたら、とてもうれしいです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
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