どんぐりは固い殻に包まれた木の種で、これをつける木は庭木や街路樹、公園木として広く親しまれています。
代表的な種類には、細長く大きい実をつける「コナラ」、より大きく育つ「ミズナラ」、帽子がトゲトゲした「カシワ」、常緑樹で丸い実の「シラカシ」などがあります。
ほかにも縦じまが入る「アカガシ」「アラカシ」、細長い実の「ウバメガシ」、丸くて大きい実をつける「クヌギ」など、樹種によって実の形や特徴が異なります。
日本の里山を代表する落葉樹で、細長く大きなどんぐりが特徴です。
冷涼な地域を好む落葉樹で、大きなどんぐりが特徴です。コナラよりも大きく、帽子も特徴的です。家具材などにも利用されます。
柏餅の葉としても有名なカシワ。どんぐりの帽子がトゲトゲしているのが特徴です。
常緑樹で、小さく丸いどんぐりをつけます。街路樹や公園樹としてよく見かけます。
帽子が大きく、どんぐりに縦じまが入っているのが特徴です。葉のギザギザも鋭いです。
縦じまが入ったどんぐりをつけます。アカガシと似ていますが、帽子はアカガシより小さいです。
西日本に多く見られる常緑樹で、細長いどんぐりをつけるのが特徴です。
丘陵地や山地に自生する落葉樹で、丸くて大きなどんぐりが特徴です。樹液も昆虫たちから人気です。
庭木としてどんぐりの木を選ぶ際は、庭の広さや管理の手間を考慮することが大切です。
ナラやクヌギ、カシワなどは大きく成長するため扱いが難しい一方、コナラやシラカシはコンパクトに育ち手入れがしやすいため庭木に適しています。
同じブナ科でもブナの実はどんぐりとは呼ばれず、どんぐりをつける木は主にオーク属、シラカシ属、クヌギ属と覚えておくとよいでしょう。
まず傷やカビのないどんぐりを選んでよく洗浄し、水に浮いてくるものは虫がいる可能性が高いため取り除きます。
数日間風通しの良い日陰で自然乾燥させたあと、沸騰したお湯で約3分間煮沸して冷まし、再度乾燥させます(乾燥させずに直接煮沸しても割れ方に大きな差はなかったという実験結果も得られています)。
加熱処理を終えたどんぐりは、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ、冷暗所で保管すると長持ちします。
今回、どんぐりを以下の2つの方法で処理しました。
・A:洗浄→乾燥→煮沸→乾燥
・B:洗浄→煮沸→乾燥
実験結果から、乾燥の有無による割れ率に大きな差は見られませんでしたが、どんぐりの割れ具合には違いが見られました。
Bの乾燥させていないどんぐりの方が大きく割れているものが多く、Aの乾燥させたどんぐりは亀裂程度でした。
一般的には、乾燥させることで中の水分が蒸発し、加熱時に内部の圧力がかかりにくくなり、割れにくくなると考えられています。しかし、乾燥させなくても割れないどんぐりも多いという結果も得られました。
この結果からは、洗浄後に直接煮沸しても問題なさそうだと考えました。
引き続き、数カ月後にどんぐりの状態を再確認し、乾燥方法の違いによる長期的な保存性や品質の変化も見てみたいと思います。楽しみです!
どんぐりの保管方法
加熱処理を終え乾燥させたどんぐりは、密閉容器に入れて保管します。湿気を避けるために、シリカゲルなどの乾燥剤を一緒に入れると良いでしょう。冷暗所に保管することで、長期間保存が可能です。
この記事では、どんぐりの種類、庭木としての選び方、そして安全に楽しむための下処理方法まで幅広く解説しました。
下処理をしっかり行えば、虫の発生を防ぎながら長くクラフト素材として活用できます。
身近な自然の宝であるどんぐりへの理解を深め、秋の自然をより一層楽しむきっかけにしてみてください。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:どんぐり徹底解説!どんぐりの種類からクラフト用の下処理、庭木におすすめの樹種まで【保存版】」をご覧ください。
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