葉牡丹は冬の庭を彩る美しい植物で、日当たりの良い場所を好み、水はけがよく中性から弱酸性の有機質に富んだ土壌が適しています。
水やりは庭植えなら土の表面が乾いたときやしおれたときに、鉢植えなら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。
肥料は5月から9月に緩効性肥料、10月上旬に液体肥料を施し、10月下旬からは色づきを保つため控えめにします。
7月から8月に種をまき、寒さに当たることで発色するため屋外で育て、花茎が伸びた4月頃に下葉を5〜10枚残してコンパクトに切り戻しましょう。
葉牡丹にはさまざまな種類と特徴があります。
丸葉系はキャベツのように丸く滑らかな形状で、代表品種の「東京丸葉系」や「大阪丸葉系」は寒さに強く栽培しやすいです。
ちりめん系は葉に細かい縮れがありフリルのような見た目で、名古屋で作られた「名古屋ちりめん系」が代表的です。ロシア産ケールと交配した「さんご系」には「紅孔雀」や「白さんご」があり、草丈70〜90cmの高性種は花束にも利用されます。
色は白、ピンク、紫、黒など多様で、シックな雰囲気のブラック系は特に人気があります。
葉牡丹はキャベツの仲間であるため特定の病気や害虫からの被害があります。
特にアブラムシやアオムシ、ヨトウムシなどが発生しやすく、定期的に葉をチェックして見つけ次第取り除き、あらかじめ殺虫剤で予防しておくことも重要です。
黒腐病、萎黄病、菌核病、苗立枯病などの病気も発生することがあり、風通しを良くし肥料を適量に保つことが予防につながります。
被害を受けた株は他の植物に広がらないよう焼却するか土中深く埋め、排水を良好に保ち湿気を避けることも大切です。
葉牡丹は11月から3月にかけて鮮やかな色合いを見せ、花が少ない冬だからこそ一層目を引きます。
春が近づくと中心の葉が盛り上がり、3月から4月頃に菜の花のような黄色い花を咲かせ、その中にできる種子を次のシーズンに向けて収穫することもできます。
紅白の葉はお正月や冬の象徴として親しまれていますが、春になると黄色い花が咲くことで一気に春の訪れを感じさせてくれます。
冬の間に楽しんだ紅白の葉が春には明るい黄色の花を咲かせ、お庭に新たな生命力をもたらしてくれます。
「祝福」、「物事に動じない」、「利益」、「慈愛」、「愛を包む」。
Q. 葉牡丹は花なの?
A. 厳密には花ではなく、キャベツやケールの仲間であるアブラナ科の植物です。葉が牡丹のように見えることから「ハボタン」と呼ばれています。
Q. 葉牡丹は何故お正月に飾られる?
A. 冬でも鮮やかな色を保ち、縁起が良いとされ、紅白の葉が新年の訪れを祝福するように親しまれています。
Q. 葉牡丹の歴史は長いの?
A. 鎌倉時代中期に渡来し、江戸時代中期の園芸ブームで観賞用として品種改良が進みました。
葉牡丹は「花キャベツ」とも呼ばれるように、花ではなくキャベツの仲間です。
色彩が少ない季節に明るい葉の色で元気を与えてくれる貴重な植物です。
さまざまな品種があり色も豊富なので、お好みに合った葉牡丹を探してみるのが良いでしょう。
寄せ植えとしても相性が良いので、他の植物と組み合わせて楽しむこともできます。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:葉牡丹の育て方と魅力【葉牡丹/ハボタン/Decorative kale】」をご覧ください。
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